おむすび専門店「おむすび処おはる」(長崎市銅座町)が10月6日、オープンした。
こぼれ盛り(左=卵黄のしょうゆ漬け)とここぼれ結び(紅ザケ)
店主の磯野和久さんと妻・陽香さん、和久さんの両親で切り盛りする同店。「米が大好き」という和久さんが「おいしいおむすび専門店を開きたい」と数年前から構想していたが、コロナ禍で飲食店が厳しい状況だったため開店を見送ってきた。今年に入って新型コロナ感染拡大防止のための行動制限が緩和されたことから準備を進め、オープンを迎えた。店名は若女将(おかみ)の陽香さんの名前にちなむ。
おにぎりの具材や有明海産の海苔(のり)とともに米は新潟県魚沼産コシヒカリを使い、「炊きたての『ふっくら』ご飯にこだわる」という同店。陽香さんは元看護師だったことから食と健康を大切にしたいと、店で使う水は全て電解水素水を使う。
メニューは小ぶりの「こぼれ盛り」(220円~380円)と「こぼれ結び」(330円~490円)の2種類でそれぞれ塩や紅ザケ、野沢菜など16種類の具材を用意。「米の浸水時間や炊き方、おこし方にもこだわり提供している」という。陽香さんは「長崎では珍しい『卵黄しょうゆ漬け』などをはじめ、一つ一つの具材を大切にしている。最もおいしい状態でこぼれるほどたっぷりの具を炊きたてのご飯で握っている」と話す。ランチ限定で「本日のこぼれ盛り」4種、または「本日のこぼれ結び」3種にみそ汁をセットにした「日替わりセット」(1,000円)も用意する。
「オープンから女性客を中心に世代を問わず多くの方に来店してもらっている。何度も足を運んでもらっている方も見かけるなど、おかげさまで米がなくなって早仕舞いすることも多い」と笑顔を見せる陽香さん。「当店ならではのおむすびのスタイルを楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~14時(なくなり次第終了)。日曜・月曜定休。金曜・土曜は夜の部(19時~24時)も営業する。