カフェ「Laf(ラフ)」(長崎市住吉町)が11月10日、オープンした。
高校卒業後に長崎市内のファストフード店で経験を積み、いつかは自分の店を持ちたいと考えていたという店主の長野雄太さん。「地元・長崎が好き」という気持ちから今年3月に立ち上がった商店街活性化団体「JMOP(ジモップ)」で広報として活動していたところ、アーケードに近い場所に空き店舗があった。同団体では地域おこしのためのイベントなどを開催するとともに、地域の空き店舗を埋めることも目標として掲げていたこととメンバーの後押しもあり、出店を決めた。店名は「笑顔」に由来する。
専用のサーバーを使うことで「クリーミーな舌触りとブラックでもほのかな甘味を楽しめる」という「ドラフトコーヒー」(500円)をはじめ、コーヒーやカフェモカ、ソフトドリンクなどを用意。サンドイッチは材料のほとんどを住吉商店街で仕入れ、就労支援事業所たまご(住吉町)が企画し、「チョーコー醤油(しょうゆ)」(西坂町)がコラボして商品化した「幸せ運ぶ白のまちドレ じゃがいもドレッシング」を使用するなど「地元」にこだわった「野菜とハム」(570円)をはじめ3種類をそろえる。
食器にもこだわり、長崎県波佐見町の特産品で若者にも人気があるという「波佐見焼」の中でも倉庫に眠って不良在庫となっている商品を活用した焼き物シェアリングサービス「KIGAE(きがえ)」を活用することで長崎にある魅力ある商品の発信にも力を入れる。
「住吉商店街は訪れる買い物客の世代も幅広く、近隣に大学生なども多く住むことから若い人も意外と多い」と話す長野さん。「学生や保育園などに子どもを送った後のお母さんなど若い世代にも手軽に楽しんでもらえるようなメニューを用意した。店を訪れる方に笑顔になってもらえるように頑張りたい」と意気込む。
営業時間は7時~19時。