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長崎・東山手「地球館」で村治奏一さんコンサート 九州ツアーの一環

来場を呼びかける青柳館長

来場を呼びかける青柳館長

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 クラシックギター奏者・村治奏一さんのコンサートが1月21日、「地球館」(長崎市東山手町)で行われる。

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 村治さんは幼少よりギタリストの父・昇さんの手ほどきを受けながら福田進一さんや鈴木大介さんに師事。1997(平成9)年のクラシカル・ギターコンクールや翌年の第41回東京国際ギターコンクールなど数多くのコンクールで優勝。ニューイングランド音楽院やマンハッタン音楽院に留学後、リサイタルや室内楽のほか、オーケストラとも共演。同じくクラシックギタリストで実姉の佳織さんとも年に数回、ギター二重奏コンサートを開催するほか、幅広いレパートリーを持つ。

 コンサートは1年ほど前から取り組むギャラリーやカフェ、ライブハウスなど「親密な空間」で行うクラシックギターライブの一環。昨年2月に福岡・佐賀・熊本をまわる九州ツアーを皮切りに全国各地を旅し、新たに取り入れた日本を題材とした楽曲や往年のジャズレパートリーを織り交ぜながら演奏を披露してきた。

 2回目となる九州ツアーでは「有明海を巡る音の風景」をテーマに長崎・佐賀・熊本で公演を行う。

 会場となる地球館は長崎市東山手地区にある東山手洋風住宅郡の一つ。一昨年12月にリニューアルし運営体制を一新。館長に就任した青柳智子さんが地域交流や国際交流の拠点を目指して活動を行ってきた。

 昨年6月~9月にかけて国際交流や文化発展を目指して行ったクラウドファンディングで得た資金を元に音響機材を導入。毎月1回ほどコンサートなど音楽イベントを行うほか、フランスの食前酒文化で音楽と飲食を交えながら人との交流や会話を楽しむ「アペリティフ」を楽しめるイベントなどを開催してきた。

 村治さんは「地球館のある東山手エリアはかつて外国人の方々でにぎわい、さまざまな文化が交錯した場所。コンサートでは『荒城の月』など日本の伝統曲を題材にした音楽から、『ニュー・シネマ・パラダイス』『サウンド・オブ・ミュージック』などの映画音楽のアレンジ作品、J.S.バッハの名作『シャコンヌ』などのバロック作品まで、さまざまな時代と文化の音楽を織り交ぜて届ける。身近な距離だからこそ楽しんでもらえる、クラシックギターの繊細で美しい世界を楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。

 14時開場、14時30分開演。チケットは3,500円(ワンドリンク制)。

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