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長崎・中島川でビッグサップ体験会 長崎観光のアクティビティー目指す

眼鏡橋周辺でビッグサップを楽しむ参加者ら

眼鏡橋周辺でビッグサップを楽しむ参加者ら

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 6人乗りのビッグサップで中島川をクルージングする体験ツアーが1月13日、行われた。主催は自動車とSUP関連商品を扱う「EAT SLEEP SUP」(時津町野田郷)。

中華街を目指して出発する参加者ら

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 「食う寝るサップ」をスローガンに6年ほど前からサップ用品の販売や出張イベントなどを手がける同店。大村湾や長崎周辺の海で体験スクールなどを行い、初心者への手ほどきと同時にインストラクター認定試験など指導者育成も行ってきた。

 店主の熊谷義宏さんは3年ほど前から史跡や観光名所が立ち並ぶ中島川をクルージングを楽しむスポットの一つとして捉え、長崎市ナイトタイムエコノミー推進事業の一環でナイトサップツアーを企画するなどイベントを開いてきた。

 ツアーは「初心者や未経験者でも手軽に参加できるアクティビティーとしてサップで中島川周辺を観光クルージングして楽しんでほしい」とSAWARANA社のビッグサップ「FAMILIA」2艇を導入したことから企画したモニターイベント。インスタグラムを通じて参加者を募っていた。

 当日は、「サップ経験はあるものの、まだまだ不慣れ」という7人が参加。中島川中流にある袋橋に集まった参加者は熊谷さんからイベントの趣旨やサップのこぎ方などの説明を受けた後、3人と4人に分かれ、インストラクターと共にビッグサップに乗り込んだ。

 参加者は初めてのビッグサップに戸惑いながら初めは座ってこいでいたが、徐々に慣れると立ってこげるようになり、下流に向けて出発した。中央橋を過ぎて出島の手前から支流の銅座川に向かった参加者は背の高さギリギリの橋をくぐり、観光客からの声援に応えながら新地中華街のまでサップを進めた。玄武門前で折り返すと再び中島川に戻り、史跡・出島を横目に見ながら河口へと向かった。河口で折り返すと再びスタート地点を目指し、1時間30分ほどのクルージングを楽しんだ。

 袋橋でサップを陸揚げし、眼鏡橋周辺でも浮かべた。眼鏡橋周辺は堰提が設けられていることからビッグサップを浮かべられるほどの水深があり、風や波、流れなどが穏やかなことから「初心者でも長距離をこぐことなくサップに触れながら楽しめるのでは」と体験コースに加えた。

 参加者からは「みんなでワイワイ楽しめる」「安定感があって安心だった」「川から見上げる風景が歩いている時とはまったく別世界で、歩いている時には気づかなかった景色を見ることができた」「普段は歩いて回る観光地をサップでクルージングすることで、観光とアクティビティを一度で楽しめていい」などの声が聞かれた。

 「中華街や出島など観光名所をクルージングするコースや眼鏡橋周辺で気軽に楽しめるコースのほか、サップだけでなく長崎観光や名物も一緒に楽しめるプランも取り入れることで長崎を楽しんでもらえるコンテンツを増やすことができれば」と意気込みを見せる熊谷さん。新たな長崎観光アクティビティーとして5月ごろをめどにツアー開催を目指す。

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