体験型健康づくりイベントが3月10日、長与町民体育館(長与町岡郷)で開催される。イベント名は「知っ得・納得・測っ得~自分の身体・家族の身体は大丈夫?~」。
地域を挙げて健康づくりに取り組む長与町。昨年、長崎県が表彰した「ながさきヘルシーアワード」で新設された「ヘルシータウン賞」に選ばれている。同賞は県内21市町のうち、長崎県版健康寿命の12項目の評価指標の合計値が最も高い自治体に贈られた。
同町健康保険課では昨年、3月を「健康推進月間」と位置づけ、運動や食育にまつわる取り組みの一環としてウオークラリーや体験型健康づくりイベントを実施。昨年初開催となった同イベントには400人ほどが来場した。
今年も3月を「長与町健康づくり強化月間」として、町を挙げて健康相談や健康づくりイベントに取り組む同町。イベントでは取り組みに賛同する12社がブースを出店し、血管年齢や運動機能の測定などを実施。測定したデータや筋力チェックなどの体験から健康状態を振り返ることができるようにする。紙の健康診断結果を持ち込むとビッグデータを元に、将来の生活習慣病リスクをAIで予測する診断も行う。
聴診器を使って家族の体をチェックする「お医者さん体験」や「薬剤師体験」など子ども向けのブースも用意。各ブースを回りクイズに答えると長与町商品券500円分が当たるゲームにも参加できる。
同町健康保険課の嶋津友紀子さんは「健康診断を受けるだけでは見逃してしまうようなささいなことでも、イベントに参加することで健康について考えてもらえれば」と意気込む。
同日、隣接する長与シーサイドパーク(岡郷)では「長与シーサイドマルシェ」が開催され、JR長与駅から会場までの区間を散策できるウオーキングイベント「JRウォーキング」も開催されることから、島津さんは「同時開催のイベントと共に楽しんでもらいながら日頃の健康づくりのきっかけを提供できれば」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時。参加無料。動きやすい服装と靴下着用で、紙の健康診断結果とスマホ、体育館シューズの持参を呼びかける。