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長崎のまちづくりデザイン発表会 大学生8組がさまざまなテーマで

イベントの様子

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 長崎のまちづくりに関する学生のデザイン提案や研究の発表を行う「ナガサキ デザイン&リサーチ コネクション」が3月16日、サブスク型居住サービス施設「HafH NAGASAKI SAI」(長崎市古川町)で行われた。

イベントの様子

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 長崎都市・景観研究所(null)が主催する同イベント。同団体は「少子高齢化や環境問題など時代が大きな転換期を迎えている中、東京への一極集中ではなく地方都市・長崎が果たして時代の変化に対応できているかを常に検証し、必要な行動をしていこう」というコンセプトの下、2011(平成23)年に設立。長崎のデザイン情報を伝える有料広報紙「ナガサキデザインニュース」を発行するなど、さまざまな啓発活動を行っている。

 昨年・一昨年はコロナ禍で開催できなかったものの、団体設立時から毎年開催してきた同イベント。2年ぶりとなる今年はオンライン参加2組を含む合計8組の大学生が参加。長崎大学工学部の津川翔さんは諫早市街地を事例に「水害常襲地における市街地の形成過程」について発表。長崎県立大学情報システム学部の青木達哉さんと広橋龍弥さんは「長崎市におけるクルーズ船観光客用ウェブアプリの開発」について、長崎大学経済学部の松藤玲奈さんは「地域の情報発信におけるフリーペーパーの役割に関する検討」についてなど、1組10分程度で卒業設計や卒業研究など長崎のまちづくりを共通テーマに、発表した。

 同団体代表(所長)の平山広孝さんは「ソフトの市民交流から具体的なハードの公共空間のデザインプロジェクトまで、幅広いテーマの発表があった。まちづくりはハードとソフトの両面から取り組むことが重要。今回はとてもバランスが良かったのでは」と振り返る。

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