「ときめき伊勢海老(えび)パラダイス」が現在、新三重漁協活魚センター(長崎市三重町・TEL095-850-1587)で開催されている。
新三重では大小さまざまなサイズの伊勢エビが水揚げされるのが特徴
長崎は全国でも有数の伊勢エビの産地で、新三重は野母崎や崎戸と並び県内3大産地の一つとして知られている。同漁協の販売課長を務める松岡択弥さんによると、「新三重の伊勢エビは200グラム台の小型のものから1.5キロほどの大型のものまで幅広いサイズが水揚げされているのが特徴。この時期は月間600~800キロの水揚げを見込んでいる」という。
初開催となる同イベントは、新三重を伊勢エビの産地として知ってもらうと同時に、同地区の活性化につなげたいと企画したもの。同所では大小幅広いサイズの伊勢エビが活魚として販売されており、業者だけでなく一般にも販売。
松岡さんは「伊勢エビを長生きさせる目的で専用のかごを設置し、サイズごとに仕分けたところ『人数や用途に応じて必要なサイズを購入できる』と喜ばれてきた。一方、同漁協では新長崎漁港にある長崎魚市(京泊3)にほど近い直売所「長崎漁港がんばランド」にテナントを構えていることもあり、この場所で生け魚や伊勢エビを購入できることが一般にはあまり知られてこなかった」と振り返る。
イベントでは伊勢エビを通常より1~2割ほど安い100グラム734.4円で販売し、地方発送にも応じる。
「この地区が伊勢エビの産地になっていることを地元の人に知ってもらうのと同時に、活魚センターで誰でも購入できることを知ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。「イベントを通じて地元飲食店での販売にもつながれば。将来的に伊勢エビで地域を盛り上げるきっかけにしたい」とも。
営業時間は8時~17時。5月6日まで。