長崎マリオットホテル(長崎市尾上町)が10月16日、「長崎和牛フェア」を始めた。
長崎和牛の魅力を説明する鉄板焼き「De Jima」の井上康弘さん(左)と榮岩さん
「今、ここでしか食べられない長崎」をコンセプトに、地産地消にこだわり、県産食材を6割以上使った料理の提供を通じて長崎の食材の魅力を発信してきた同ホテル。長崎和牛はこれまでもコース料理などで提供。長崎和牛フェアは3月、県外からの宿泊客に「長崎ならではの食材の魅力を発信しよう」と開催していた。2回目となる今回のフェアでは「地元・長崎の人にも長崎和牛の魅力を知ってほしい」と開催を決めたという。
ホテルレストラン「HARBELLA(ハーベラ)」で提供する平日限定のランチコース「Le Ciel(ルシエル)」(5,500円)のメイン料理に開業以来、初めて長崎和牛を使ったローストビーフを用意。県産のシマアジを使った前菜や雲仙産のキノコのタルトフランベをそえたマッシュルームのクリームスープ、県産和紅茶を使ったアイスクリームを添えたイチジクの赤ワイン煮などと共に提供する。追加料金1,000円でメイン料理に雲仙市で年間200頭ほどしか飼育されないという希少種「褐毛和種(あか牛)」を使った長崎和牛との食べ比べメニューに変更もできる。ランチやディナーコースにも長崎和牛を使ったコースやあか牛の食べ比べができるコースも用意する。
鉄板焼き「De Jima」では長崎和牛とあか牛の食べ比べができる「長崎黒毛和牛&あか牛テイスティングランチ」(8,500円)、「同ディナー」(1万5,000円)を提供。東彼杵町で陸上養殖している「そのぎんサーモン」を使った前菜や県産の魚を紹興酒を使い中華風に仕上げた海藻蒸し、対馬産のアナゴを鉄板でチャーハン風に仕立てた「対馬穴子飯」などと共に提供する。
総料理長の榮岩雅幸さんは「長崎和牛は赤身のうま味と脂の香りのバランスが絶妙。しっかりとしたうま味を感じる希少なあか牛との食べ比べも用意した。長崎で飼育されているあか牛を知ってもらうきっかけにもなれば」と意気込む。
同ホテルの吉満啓一郎総支配人は「フェアに合わせて肉料理にぴったりのカリフォルニアワインも提供するので、料理と共に味わってもらえれば」と来店を呼びかける。
提供時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~22時。