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長大付属小で仕事体験 創立150周年記念で育友会が企画

色素の色が変わる実験では大きな歓声が上がった

色素の色が変わる実験では大きな歓声が上がった

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 長崎大学教育学部付属小学校(長崎市文教町)で11月28日、「祝150周年! お仕事体験パーク みんな、何になりたい?」が開催された。

宝石の鑑定体験の様子

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 同校は1874(明治7)年に前身となる小学校教則講習所が設けられてから今年で創立150周年を迎えた。イベントは育友会が企画し、保護者が勤める企業などに協力を呼びかけ、実現した。

 当日は建築や美容、ITなど19企業・団体が校内に体験ブースを設置。全校生徒約600人が1年生~3年生と4年生~6年生に分かれ、2部制で体験を行った。

 十八親和銀行のブースでは模造紙幣を数える体験や、前田商会のブースでは宝石をルーペや電子顕微鏡で観察し、本物かどうかを鑑定する体験を行った。弁護士会と裁判所や検察庁が合同で設置したブースでは児童らが裁判官や弁護士、検察などに扮(ふん)し、模擬裁判を開廷。時計が盗まれた窃盗事件の被告人質問などを体験した。

 長崎大学工学部のブースではラディッシュから抽出した色素が酸性やアルカリ性の液体を注ぐと色が変わる様子や、化学反応でナイロンを作り出す実験などを見学。色が変わる瞬間には児童らから歓声が上がった。

 このほか、チョープロによるガス会社の仕事体験やアナウンサーによる原稿読み体験、三菱重工吹奏楽部による指揮者体験など11業種の企業・団体がさまざまな体験を用意。児童らは体験するとシールがもらえるスタンプカードを手にブースを回り、楽しみながら職業体験を行った。

 育友会の長野力会長は「学校でも記念行事が企画されていたが、育友会でも記念となるイベントをしたいという声が上がった。案を持ち寄るなかで、子どもたちが職業体験できる『キッザニア』のようなイベントを校内で開催してはどうかと決まった。予想以上に多くの企業・団体の賛同を得て、学校の協力もあり授業の一環として開催できることになった」と振り返る。「子どもたちに仕事への関心を深めてもらえる機会になったのでは」とも。

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