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長崎県美術館で皇室ゆかりの美術工芸品展 ピース文化祭にあわせ

長崎市から献上されたべっ甲作品「双鶴置物」、江崎栄造、1961年、国(三の丸尚蔵館)

長崎市から献上されたべっ甲作品「双鶴置物」、江崎栄造、1961年、国(三の丸尚蔵館)

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 長崎県美術館(長崎市出島町)で9月14日、「皇室の名品と長崎-皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」が始まる。

鷹島海底遺跡から出土した「てつはう」

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 第40回国民文化祭と第25回全国障害者芸術・文化祭「ながさきピース文化祭2025」に合わせて開催する同展は「皇室ゆかりの名品を通じて皇室文化の精華に触れるとともに、地域文化を見つめ直す契機になれば」と企画。皇室ゆかりの美術工芸品など約6200点を収蔵・展示する皇居三の丸尚蔵館(東京都千代田区)の収蔵品を中心に、明治時代以降の長崎ゆかりの美術を収集・展示してきた同館のこれまでの活動に即した36点を並べる。

 展覧会では長崎出身の洋画家・山本森之助や大村市出身で近代の日本画壇をけん引した荒木十畝など近代以降の長崎ゆかりの美術の一側面を物語る作品のほか、1961(昭和36)年に長崎に行幸啓の折にべっ甲の名工・江崎栄造が手がけ、長崎市から献上された「双鶴置物」や、1836年に当時29歳の坂本龍馬が姉の乙女に宛てたとされる書状などを展示。鎌倉時代の2度の元寇(げんこう)を題材にした国宝「蒙古襲来絵詞」や元軍沈没船の水中調査で出土した遺物「てつはう」なども並ぶ。

 9月27日と10月11日の14時から、学芸員によるギャラリートークも予定。定員20人で参加費無料(別途観覧券が必要)。

 開館時間は10時~20時。観覧料は、一般=420円、大学生・70歳以上=310円、高校生以下無料。10月19日まで(9月22日、10月14日は休館)。

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