ハンバーガーショップ「Duck Luck(ダックラック)」(長崎市為石町)が9月13日、移転オープンした。
店主の大久保喜一朗さんと松園南美さんが切り盛りする同店。大久保さんは浜口町でバーを経営していたが、2人の好きなアメリカの雰囲気の店を作りたいとバーを閉め、昨年8月、野母崎に店を構えていた。橘湾を望む為石町に現在建設中のサウナ付きの貸し切り宿「結ノ旅宿」の出店が決まり、併設する飲食店としてオファーを受けたことから移転を決めた。
ポップでアメリカンな雰囲気から一転し、モダンでスタイリッシュな新店舗にはカウンター4席とテーブル3卓を備える。窓からは橘湾を望め、天気の良い日は島原半島や天草の景色を楽しめる。10席ほどのテラス席では犬と一緒にハンバーガーを楽しめるようリードフックも備えた。
ハンバーガーは「オリジナルバーガー」「ジャミーチーズバーガー」(以上600円)や「自家製プルドポークバーガー」(700円)、「自家製ベーコンレタスバーガー」(800円)など20種類ほどをラインアップ。全粒粉を使い、「香ばしい風味と歯応えが特徴」だという7センチのバンズに超粗びき肉を使い、「ステーキのような肉々しい食感と程よい脂の量ながら、ジューシーで肉のうまみを感じられる」というパティを合わせ、月替わりのメニューも用意する。2種類のハンバーガーを選び、店でジャガイモから仕込むことで、「時間がたっても、外はカリッと、中はトロっとした食感」だというポテトとセット(1,200円~)でも提供する。
移転に合わせてリニューアルしたメニューでは、店内で仕込んだソーセージを使ったホットドッグ(プレーン750円、サザンドッグ800円)や「自家焙煎(ばいせん)コーヒー」(400円)も用意する。
大久保さんは「長崎ではまだ認知度が低い素材にこだわったグルメバーガーだが、自分たちが『食べたい』と思うハンバーガーを形にしながら試行錯誤してきた。ご当地グルメとして有名な佐世保バーガーやファストフード店と比べても倍ほどの値段だが、1周年を迎え、お盆期間には9日間で600人に来店してもらった。波の音を聞きながら楽しめる新店舗。当店ならではの肉々しいバンバーガーを楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~17時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。火曜定休。