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「長崎すしの日」でちらしずし1101人前を無料配布 県産の魚使う

配布の様子

配布の様子

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 長崎県産の魚を使ったちらしずしを無料で配布するイベント「長崎すしの日」が11月1日、JR長崎駅前多目的広場で行われた。

配布した彩り豊かなちらしずし

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 同イベントは秋の新米の時期でおいしいネタがそろう時期でもあることから、全国すし商生活衛生同業組合連合会が制定した「すしの日」になっていることに合わせ、「握りのはやし」(長崎市葉山2)店主の林健一さんが中心となり、長崎市が魚の消費拡大を目指す「さしみシティプロジェクト」と連携して企画した。

 配布したちらしずしは五島産の養殖マグロや対馬産の黄金アナゴ、ヒラマサ(ヒラス)など長崎県産の魚にこだわる。前日の営業後からボランティアスタッフらが集まり、総勢35人で8時間ほどかけて1101人前を仕上げた。「こころねキッズ」(昭和1)など障害者施設に400人分を寄付し、残りを無料配布した。

 当日は会場に7時ごろから人が並び始め、11時前には長崎駅東口から国道まで伸びる屋根付き通路に沿って150メートルほどの長い行列ができた。11時に配布が始まると、受け取った参加者からは「おいしそう」「豪華できれい」などの声が聞かれた。

 12時からはシンガー・ソングライター・NOBUさんがライブを披露。13時からは「すし林ピック」と題してラジコンカーを使った親子出前競争や目隠しして食べたすしのネタを当てるクイズも行い、30人ほどが参加して盛り上がった。

 「長崎は魚がおいしいと言われるが、『すしがおいしい』というところまで行き届いていない」と話す林さん。「長崎の魚を使ったすしを食べてもらいたいという思いでイベントを企画した。今回並んでもらった歩道に長崎各地のすし店に出店してもらって『一日限りのすし街道』にするなど、今後も長崎のすしの魅力を感じてもらえるような取り組みができれば」と意気込む。

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