暮らす・働く 学ぶ・知る

「null長崎都市・景観研究所」が15周年イベント シンポジウムも

来場を呼びかける平山さん

来場を呼びかける平山さん

  • 0

  •  

 「null長崎都市・景観研究所」が12月29日、15周年記念イベント「ヌルヌル祭」を開催する。

[広告]

 「少子高齢化や環境問題など時代が大きな転換期を迎えている中、東京への一極集中ではなく地方都市・長崎が果たして時代の変化に対応できているかを常に検証し、必要な行動をしていこう」というコンセプトの下、2010(平成22)年4月に設立された同団体。「長崎の都市価値をゼロベースで再考し、提案・実践する」ことを目標に、長崎のデザイン情報を伝える有料広報紙「ナガサキデザインニュース」の発行やさまざまな啓発活動を行ってきた。斜面市街地の課題解決に向けた「さかのうえん」を運営するなどの取り組みも行っている。

 イベントでは「人の営みと都市景観」をテーマに長崎の地方創生について考える。「魚んまち+」(長崎市魚の町)で行うフィールドワーク「〇〇採集大冒険」では「都市をまとう」をテーマに行う。Tシャツなど服飾品にプリントすることで価値を増す「長崎の風景」を採集し、発表。最優秀者の作品は商品化する。

 「樂ギャラリー」(浜町)で行う記念シンポジウムでは、都市計画・都市デザインを専門に「都市戦略家・プレイスメーカー」として活動する日本大学理工学部の泉山塁威さんが基調講演を行う。パネルディスカッションや「〇〇採集大冒険」の表彰、活動報告なども行う。

 平山広孝所長は「これまでの活動を振り返りつつ、ゲストを交えて長崎の将来について考える一日にしたい。ぜひ多くの人に参加してもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は、フィールドワーク=10時~12時、シンポジウム=14時~17時。いずれも事前申込制で、定員は、フィールドワーク=10人、シンポジウム=50人。参加無料(シンポジウム後に行う0次回は500円)。ウェブサイトで受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース