長崎特産のブランド養殖魚「戸石ゆうこう真鯛(まだい)」の養殖場見学や餌やり体験と「戸石ゆうこう真鯛」を使った長崎の新名物「ながさき刺しゃぶ」の盛り付けと実食ができる体験会が4月5日、昌陽水産加工場(長崎市牧島町)で開催される。
アウトドアブランド「CHUMS(チャムス)長崎スタジアムシティ店」(長崎市幸町)が「さしみシティ」とコラボして実現した同企画。2024年10月に九州初の直営店としてオープンした同店は「長崎の魅力に触れてもらうきっかけをつくりたい」と長崎スタジアムシティ内でイベントを開いてきた。フィールドでは初のイベントとなる体験会は、長崎の魚の認知度向上や消費拡大に取り組む長崎市の「さしみシティ」とつながったことで実現。「さしみシティ」では「鮮度が高い魚が集まるまち・長崎の新名物」として刺し身としゃぶしゃぶ、最後にうまみが凝縮しただしで楽しむ締めと魚の味を3度楽しめる「ながさき刺ししゃぶ」を提唱。今年1月にお披露目イベントを開き、現在は長崎市内の飲食店やホテルなど約10店で提供している。
「ながさき刺ししゃぶ」の材料の一つとして長崎市戸石地区で「戸石ゆうこう真鯛」を「戸石ゆうこうしまあじ」などとともに養殖を手がける昌陽水産では養殖場の見学などを受け入れていたことから、養殖場の見学と「ながさき刺しゃぶ」を自分の手で作り、味わうことができる体験会の開催につながった。
3月9日に行ったモニターツアーでは同店スタッフや家族ら7人が参加。昌陽水産の加工場で説明を受けた後、港に移動し、5分ほどの沖合に設置した養殖いかだを目指した。昨年5月に生まれた600グラムほどのマダイが泳ぐいけすに餌を投げ入れると大きな波紋が立ち、参加者からは大きな歓声が上がった。同社の長野陽司社長によると、いけすのマダイは自動給餌機で管理しながら1年半ほど肥育し、出荷しているという。
加工場に戻った参加者は「旬菜ながや」を営む永石一成さんの手ほどきを受けながらマダイの冊から刺し身に引き、盛り付けを体験。加工場前のスペースで「ながさき刺しゃぶ」を味わった。刺し身を食べた参加者からは「全く臭みがなく、程よい食感」「魚の身から甘みを感じる」といった声が聞かれた。しゃぶしゃぶを食べた参加者は「食感が変わり柔らかい」などの声が上がり、参加した子どもも「もっと食べたい」と笑顔を見せた。
作古萌子店長は「アウトドアブランドなので自然を楽しんでもらえることを前提にイベントを考えていた」と話す。「今後も長崎のさまざまなフィールドで同ブランドのアイテムを楽しみながら長崎の魅力を感じてもらえるようなイベントを開催していきたい」とも。「長崎の身近な場所で船に乗って養殖場を訪れたり、魚をおろしたりと非日常的な体験を楽しんでもらえれば」と参加を呼びかける。
参加は小学生以上で、先着20人。参加費は6,930円。3月10日10時から同社ホームページで受け付ける。