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「ながさきジェラート」に希少かんきつを使った限定商品2種 規格外品で開発

ジェラートをアピールするひぐち飲食営業部の西村部長と開発担当の尾崎さん

ジェラートをアピールするひぐち飲食営業部の西村部長と開発担当の尾崎さん

  大衆割烹(かっぽう)などを経営する「ひぐち」(時津町左底郷)が手がける「ながさきジェラート」に3月10日、長崎で生産されている希少かんきつを使った「長崎柑橘(かんきつ)『津之輝(つのかがやき)』」と「長崎柑橘『はるか』」が登場した。

ながさきジェラート「長崎柑橘『津之輝(つのかがやき)』」と「長崎柑橘『はるか』」

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 2019年、同社が展開する「大衆割烹(かっぽう)樋口 築町店」(長崎市築町)で地元の食材や旬の食材を新たな形で体現しようと「ながさきジェラート」シリーズの展開を始めた同社。「長崎の四季の移ろいと素材の魅力を伝えたい」と季節限定で「井出果樹園の不知火(しらぬい)」や「和梨」「マイヤーレモン」などさまざまなフレーバーを商品化してきた。

 昨年、JA長崎せいひから相談を受けた同社飲食営業部の西村壮平部長と開発担当の尾崎雄平さんは地元で温州みかん以外の「規格外柑橘(かんきつ)類(中晩柑)」と呼ばれるさまざまなかんきつが生産されていることを知った。規格外かんきつ類はいずれも収穫期が一月ほどと短く、小玉や傷による規格外品が年間100~1000キロほど出るが、加工品として出荷するには少なすぎることから、行き場を失っているという。西村さんらは「ジェラートの原料に使うことで保存性が高まり、長崎の食の魅力を伝えることにもつながるのでは」と商品開発に着手。「素材の特徴を生かしたジェラートに仕上げたい」と試作を重ね、一月かけて完成したことから、昨年春に自社で試験販売を行っていた。

 全国収穫量の26%と長崎がトップ生産地になっている「津之輝」は長崎県・口之津(現南島原市)で育成された品種。品種名は口之津の「津」と、果皮の輝きの美しさに由来。糖度が13度ほどと高く、豊かな芳香と強い甘みが特徴。ジェラートでは「品種本来の個性や濃厚な素材感を生かし、一口で果実そのものを食べているような味わいを目指した」という。

 「はるか」は「日向夏」の自然交雑実生として発見され、登録された品種。「爽やかな香りと上品でまろやかな甘みが特徴」だといい、「ミカンとレモンのいいとこ取りをしたような味わい」とされている。ミントを使い、爽やかな風味のジェラートに仕上げた。

 ジェラートは大衆割烹樋口築町店、みのりカフェ長崎駅店、県内各直売所などで販売するほか、大衆割烹樋口オンラインショップ、JA全農ながさきが運営する「もぐもぐながさき」のECサイトでも取り扱う。アミュプラザ長崎本館にある「大衆割烹樋口テイクアウトショップ」などでの販売拡大も予定する。

 西村さんは「食品ロス削減だけでなく、長崎の旬の味わいをジェラートという形に変えて多くの方に届ける手伝いができる取り組み。農家の新たな販路としてだけでなく、かんきつ生産が盛んな長崎全体のPRにもつながれば」と期待を込める。

 販売は4月まで(なくなり次第終了)。

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