Null/長崎都市・景観研究所が長崎をテーマにしたデザイン作品を一堂に集める「ナガサキデザインコネクション2011」をインターネット上で開催し、現在作品を募集している。

　同研究所はデザイン系学生を中心に8人のメンバーで構成する団体。設立のコンセプトは、少子高齢化や環境問題など時代が大きな転換期を迎えている中、東京への一極集中ではなく地方都市長崎が果たして時代の変化に対応できているかを常に検証し、必要な行動をしていこうというもの。研究所といってもメンバーの自宅に集まって活動をしているため、所在地は公開していない。

　「今はインターネットを使って情報を世界中に公開できるので誰でも大きなムーブメントのきっかけを作れる。しかし、一番大切なことはそれが多くの人の共感を得られるかどうかということ。形態にこだわる必要はない」と代表の「にわ仮面」さんは言い切る。「長崎は古くからの港町で栄えたが、今いろいろな課題に悩んでいる。これは若者の柔軟な発想を街の活性化に生かすための企画。長崎をテーマにしたデザイン作品ならジャンルは問わないし、審査もない。『長崎を思う気持ち』を表現した作品集をみんなで作りたい」とも。

　第1回募集締め切りは11月25日。応募についての詳細はホームページで確認できる。