長崎で元「貧乏大学院生」がラジオ出演-講演会で来崎

黒岩将さん(右)とパーソナリティーのあきやま辰夫さん(左)

黒岩将さん(右)とパーソナリティーのあきやま辰夫さん(左)

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 元、年商29万円の会社社長で大学院生ながら2年間で5冊の著書を出版した「ほぼノンフィクション作家」の黒岩将さんが11月22日、長崎市内での講演を前に長崎市民エフエム(長崎市大黒町)に生出演した。 

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 黒岩さんは、奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)博士課程に在籍しながら、ITベンチャー企業「ホープフル・モンスター」(生駒市)を経営する。2008年10月に婚活プログラムを開発し、近畿経済産業局長賞など地元経済界の賞を複数受賞しながらも、初年度の年商が29万円という「貧乏大学院生」になってしまう。

 将来に悩んだ黒岩さんは、知人の紹介で出会ったバリ島在住の日本人大富豪に弟子入り。両親ともに大学教授で、成功するには学問が全てだと教えられてきた黒岩さんは、大阪の下町育ちで中卒の元暴走族総長の大富豪、通称「兄貴」に大きな衝撃と感銘を受けたという。黒岩さんは兄貴から学んだ24の成功法則をブログ調の分かりやすい文章で書いた「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ)を出版し評判に。第2弾は前著を読んだ読者が、バリ島の兄貴に会いに行って実際に起業して成功するエピソードなどを紹介するスタイルで再びヒット。昨年11月には第4弾「出稼げば大富豪・運命が変わる編」がアマゾンで総合ランキング1位を獲得した。

 黒岩さんは理系大学院生のトレードマークである白衣を着てスタジオに現れたが、白衣には「僕が著者です」など派手なメッセージやロゴなどが満載。あまりの派手さに「あきやま辰夫のみんなのラジオ」パーソナリティーのあきやまさんはしばらく笑いが止まらなかった。あきやまさんが黒岩さんに「こんにちは」と呼びかけると、黒岩さんは「こんにちはマックス」と返答。「兄貴」が語尾につける口癖「マックス」を常に意識して話しているという。黒岩さんが手土産に持参した「あたり前田のクラッカー」を、あきやまさんは「懐かしい」と反応しながら大喜びで受け取っていた。

 バリ島の「兄貴」から肉声であきやまさんに宛てたメッセージが流れ「辰夫と行くバリ島ツアーを企画して」と提案されると、あきやまさんは「行きたいね」とも。あきやまさんの叔父が旧日本軍に従軍し、終戦後もインドネシアに残りインドネシア独立のために戦ったことなどを紹介した。トークと音楽で構成する同番組。普段はポップスや演歌などの曲が多いが、黒岩さんが持参したインドネシアの音楽に、音楽好きのあきやまさんは「いいね」を連発。興味津々の様子で黒岩さんの新著「ホンマもんの成功法則」に見入っていた。

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