長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」が1月23日、開幕する。17時30分から湊公園と中央公園で点灯式が行われ、18時にはランタン約1万5000個に一斉に明かりがともる。
前日の22日夕方、湊公園で点灯式のリハーサルが行われ、約30分間ほどランタンやランタンオブジェに明かりがともった。メーン会場である湊公園・新地中華街・銅座川一帯を通りかかった市民や観光客から歓声が上がり、一足早い極彩色の夜を楽しむ姿が見られた。
同フェスのシンボルとして湊公園に設置されている高さ8メートル、幅4.5メートルの巨大オブジェは「祥龍戯珠(しょうりゅうぎじゅ)」。辰(たつ)年にちなんで3体の龍が珠で遊んでいる様子をデザインしている。内部に電球1500個を埋め込み一層の輝きを披露する。
新地中華街会場の銅座川上には今年初めて桃色のランタン装飾が登場。中島川公園会場の黄色のランタン装飾とは一味異なるかわいらしい雰囲気を生み出している。
同フェス期間中、中島川でライトアップされている石橋群のうち「一覧橋」が赤色のランタン色にライトアップされる(夜景評論家・丸々もとおさん監修)ほか、女神大橋も朱・橙・黄のランタンをイメージした照明演出を行う。長崎市の中心部に設置されたランタンと共に長崎を彩る。
7カ所の会場(新地中華街、中央公園、唐人屋敷、興福寺、鍛冶市、浜んまち、孔子廟)では、龍踊りや中国獅子舞など各種イベントも開催。スケジュールはホームページやプログラムで確認できる。
メーンイベントの皇帝パレードは1月28日(皇后役=卓球の四元奈生美さん、皇帝役=李文亮駐長崎中国総領事)と2月4日(皇后役=ジュディ・オングさん、皇帝役=田上富久長崎市長)。媽祖(まそ)行列は1月29日、2月5日に実施する。
ランタンの点灯時間は17時~22時。2月6日まで。