長崎市民有志が集まり、東日本大震災の復興に取り組む人に向けて「上を向いて歩こう」を合唱するプロジェクトが4月11日から活動を始める。
震災が発生した3月11日に因み毎月11日に賛同者が集まり「上を向いて歩こう」を歌うプロジェクト。長崎市での第1回目の活動は、4月11日19時半に浜町アーケード旧大丸前での合唱を予定している。
同プロジェクトは、2011年7月に神戸市で発足。「少しの時間を取り仲間と一緒に被災地のために『上を向いて歩こう』を歌って、その姿を共有しよう」という土井考純さんらの呼び掛けに賛同した人々が集まり、毎月11日に神戸市のどこかで同曲の合唱が行われている。この活動は筑波、岡山、奈良、栃木、船橋など、プロジェクトとして取り組むグループが増え広がりを見せている。
3月18日に長崎で開催されたイベント「東日本大震災チャリティー・アクト」に同プロジェクトのチーム神戸の土井さんらが参加。ステージ上のミュージシャンと一緒に同曲を合唱する姿に感銘を受けた平浩介さん、安元哲男さんが、同月20日に同プロジェクトチーム長崎を発足した。
平さんは「被災地から離れている長崎だが少しでもエールを送りたいという気持ちで取り組んでいる。合唱する時間は5分間程度。同じ場所で同じ気持ちを持った人が、声の限りに歌うことで感じることがあるはず。第1回目の長崎の活動に参加してほしい」と力を込める。
活動の様子は撮影してYoutube(ユーチューブ)で配信を予定する。合唱終了後は会場の清掃も行う。
当日は19時集合。参加自由。