東日本大震災被災地の復興を願い「上を向いて歩こう」を合唱するプロジェクトが4月11日、旧長崎大丸前の浜町アーケードで開催された。
「上を向いて歩こうプロジェクト・チーム長崎」の呼び掛けに応じた会社員、家族連れ、子どもなど参加者約50人が集まり、被災地を応援する言葉が書かれたプラカードを片手に19時から約5分間合唱。浜町アーケードに歌声が響き渡った。
同プロジェクトの長崎での活動は今回が初めて。3月18日に長崎で開催された被災地チャリティーイベントで同プロジェクトの「チーム神戸」のメンバーが来崎して同曲を合唱した姿に感銘を受けた平浩介さんと安元哲男さんが「チーム長崎」を結成した。
同プロジェクトの発祥は、阪神大震災を経験した神戸。東日本大震災被災地の復興を歌声で応援する目的で、昨年7月11日から始まった。以来、毎月11日に神戸市のどこかに集まり合唱を続けている。この活動の様子は写真や動画などでインターネット上で公開され、全国的に広がりを見せている。
知人から誘われて参加した八幡さんは「歌っていて楽しい気持ちになった。子どもから年配の方まで集まって、みんなで歌うということはとてもいいことだと思った」と話す。
初めての合唱を終え「参加者の皆さんが一生懸命とてもいい顔で歌っているのを見て、やって良かったと思った。みんなの声と気持ちはきっと被災地に届いている。このプロジェクトは続けることが一番大事。来月、またみんなで歌いたい」と平さん。
次回は5月11日19時集合、19時30分開始。場所は長崎歴史文化博物館。参加自由。