長崎で「お母さんのための家族力講座」-被災地支援でも活躍「BTU」主催

家族力講座で使用するテキスト

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 ストレスケア技術を教える「バランス・セラピー・Univ.(BTU)長崎駅前教室」(長崎市中町 TEL 095-827-0814)は6月9日、長崎歴史文化博物館で家族の絆を強める「お母さんのための家族力講座」を行う。

 BTUは1982(昭和57)年4月、代表の美野田啓二さんが佐賀市内で開いた美野田ボスチャーバランスラボが前身。1995年に福岡市へ移転した後は活動の場を全国に広げ、2007年8月には東京大学柏キャンパスで「バランスセラピー・認定動作型トレーニング講座」を開いた。

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 2008年6月の岩手・宮城内陸地震の際、宮城県栗原市でストレスケアのボランティア活動を行った実績もあり、昨年3月の東日本大震災では社会福祉協議会スタッフのためにストレスケアのボランティア活動要請を受けた。3月24日にはBTU災害支援センターを設置し、同29日から被災地でストレスケアのボランティア活動を開始。6月30日までの3カ月間で延べ200人が全国の教室からボランティアで被災地へ赴きストレスケア活動を行った。

 これらの実績が認められて同年8月には厚生労働省が南三陸緊急人材育成支援事業に認定。9月15日から宮城県南三陸町で「BTU南三陸教室」を開校し、9人の被災者を「ストレスケア科訓練生」として受け入れた。訓練生らはストレス心理学、カウンセリング概論、ストレスアセスメント理論など延べ133時間の理論とストレスアセスメント技術、カウンセリング技術、介護技術など延べ159時間の実技、その他にも職場体験など合計318時間の講義を3カ月で終了し、現在はストレスケアの専門技術者として活躍している。

 震災で家族を失った訓練生の女性は「何もなくなったところからの出発で身も心も疲れ切っていたときにBTUの勉強ができて良かった。日常に取り入れて、自分も家族も少しずつ元気になっていくのが目に見えて分かった」と振り返る。BTU仙台教室長の佐藤志保子さんは「生々しい傷跡が残る被災地に行くと、あまりの壮絶さに言葉がない。ビルの上に船が乗り、建物は砕かれたように残骸になり、車は折り重なってつぶれている。現地の厳しい条件の中で皆さん必死に頑張っていた。髪を洗っていないからと遠慮される方も最後は笑顔にできた。素晴らしい技術を持っていることを誇りに思う」と話す。

 BTU長崎駅前教室の猶塚広明さんは「東日本大震災以降、家族の絆の大切さがあらためて注目されている。現代は文明が進化した反面、人間のコミュニケーションやストレスが深刻な問題になっている。美野田代表が分かりやすく解決するヒントを伝えるので、家族の絆を守るためにもお母さんに参加してほしい」と呼び掛ける。

 開講時間は14時~(受付は13時30分~)。参加費=1,000円(前売り=800円)。定員50人。