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長崎港近くの遊歩道で「ナチュラル・マーケット」-雑貨店店主が企画

朝市のチラシを手に遊歩道に立つ矢倉さん

朝市のチラシを手に遊歩道に立つ矢倉さん

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 長崎港近くの遊歩道で10月21日、雑貨やカフェ、古本などの朝市「元船ナチュラル・マーケット」が開かれる。

マカ・ナチュラリーの店内に立つ矢倉さん

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 朝市を企画したのは遊歩道前でハワイアン雑貨店「マカ・ナチュラリー」(長崎市元船町)を営む矢倉和美さん。ハワイ好きの矢倉さんがハワイに関する店を開きたいと考えていたところ、現在の物件を紹介され今年3月に念願の店を開いた。店の裏は昔、国鉄の貨物線跡で現在は長崎市が管理する約60メートルほどの短い遊歩道になっている。

 「オープンしてちょうど半年になるが、夢彩都前の人通りが多い場所にもかかわらず、この遊歩道にはゆったりとした時間が流れていて、とても気持ちがいい場所だと感じていた。ハワイでブームになっている朝市のようなものを、この遊歩道でもできないだろうかと思いついた」と矢倉さんは市役所に相談に出掛けたが、遊歩道は公園扱いになり、規則に阻まれていったんは断念しかけた。しかし落胆して帰った矢倉さんの元に市役所から1本の電話がかかってきたという。

 「地域の活性化としてはいいことなので、実現できるように一緒に考えませんかという提案だった。諦めかけていたので信じられなかった。協力してもらった人たちに感謝の気持ちで胸がいっぱいになった」と振り返る。早速、矢倉さんは元船町遊歩道活性化実行委員会を組織した。

 イベント名は地名をとって「元船ナチュラル・マーケット」と名付けた。地域内のカフェやスキューバーダイビングの店をはじめ、地域外からも雑貨店や自然農園、カフェ、古書店など10店ほどが参加する。「朝市といっても夕方まで開催する。最初なのでできるところから始めるが、元船地区にはすてきな遊歩道がまだまだ続いている。いつか皆さんの協力でランタンフェスのように全体がつながるイベントに成長すれば」と矢倉さんは力を込める。

 開催時間は10時~16時。参加店などは同店のブログで確認できる。

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