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長崎特産品カラスミをパスタオイルに-老舗店が新商品開発

新商品を手にする小野原本店の小野原善一郎さん

新商品を手にする小野原本店の小野原善一郎さん

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 長崎特産のカラスミを製造販売する老舗・小野原本店(長崎市築町、TEL095-824-0261)が3月6日、新商品「からすみパスタオイル」の販売を始めた。

からすみパスタの調理例

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 オリーブオイルにカラスミのそぼろ、ニンニク、唐辛子が入っており、パスタにあえたり、パンに付けたり、サラダドレッシングとして食べることもできる。

 小野原本店は1859(安政6)年創業。日本の3大珍味ともいわれるカラスミは、主に贈答やお土産品として購入されているが、店長の小野原さんが全国の催事場でカラスミを販売していると「高級な食べ物」「食べ方が分からない」「食べたことがない」という声を聞くことが多いという。「地元長崎でもカラスミは高級品のイメージが高く、日常の食卓には上がりにくい」とも。

 「もっと、カラスミを気軽に食べてほしい」という思いから、欧風料理とワインの店ビストロボルドー(万屋町)のシェフの協力でパスタオイルの開発に至った。同オイルは完全手作りのため、1日に提供できる本数が限られる。フェイスブックと同社サイト、店頭ポスターで告知したところ、行列ができる日もあるという。

 「カラスミは長崎の特産だと胸を張って名乗るためにも、まずは地元の人に気軽にカラスミを食べてほしい」と力を込める。

 価格は1,575円(200ミリリットル)。

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