長崎・復元出島(長崎市出島町)施設内で活動する和装普及団体「長崎はいからさん」が7月27日、長崎みなとまつり会場で「美付師」濱田久代さんとのコラボレーションにより着物パフォーマンスを披露する。
同団体は昨年10月から長崎街歩き観光事業の一環として長崎市の助成を受け、たった3分で着られる「かんたん着物」を観光客や福祉施設、学校、海外との国際交流の場で通算5000人以上に体験させてきた。体験をきっかけに、かんたん着物を購入する人も少なくないという。現在、復元出島の施設内に常設ステーションを設け、訪れる観光客などへの「かんたん着物」体験や「はいからさん着物学」伝授などに取り組んでいる。
「京都には舞妓(まいこ)さんがいるように、長崎を『はいからさん』でいっぱいにしたい。長崎を粋でかわいい着物があふれる街にしたい」とスタッフの中岡亜津美さん。その気持ちから長崎みなとまつりの市民ショーに参加することを決め、人の縁を通じて福岡在住の美付師・濱田久代さんとのコラボレーションパフォーマンスが実現した。
幼少期から「人をきれいにするのが大好き」だったという濱田さん。現在は、メーキャップや着付けを総合的にファッション感覚でプロデュースする「美付師」として活躍している。主にアンティーク着物に注目し、優雅で格好良い着物コーディネートのビジュアル活動を手掛ける。各地で開催される「平成浮世着物絵巻きものショー」は老若男女を問わず多くのファンがいるという。著書に「平成浮世の着物絵巻」。
「プロのモデルたちが見せる本物のステージは圧巻。私はすでにイケメンモデルにメロメロ」と中岡さん。
着物パフォーマンスの会場はベイサイドステージで、開演は15時55分。