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長崎にカフェと雑貨の店「サン コーディアル」-女性店主が開業

迫頭さんがパリののみの市で選んできたアクセサリーと京都のアヴリルの糸

迫頭さんがパリののみの市で選んできたアクセサリーと京都のアヴリルの糸

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 長崎・桜町電停近くの「瓊の浦(たまのうら)公園」前に9月11日、カフェと雑貨の店「3 CORDIAL(サン コーディアル)」(長崎市金屋町)がオープンした。

ブルーベリー&ブラックカラントのプレッセ

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 店名の「コーディアル」とは、イギリス発祥のフルーツやハーブを使った希釈性のドリンクで、これを炭酸で割ったプレッセが、同店の一押しメニュー。コーディアルには、「心からの」「誠心誠意」という意味もある。

 プレッセのメニューは「エルダーフラワー」「アップル&ジンジャー」「ブルーベリー&ブラックカラント」(以上350円)で、季節によってメニューを変えていく。

 店主の迫頭(さこがしら)幸子さんは、雑貨・手芸店を始めるつもりで、「7坪ぐらいの大きさで、木が見える緑のそば」という条件の物件を探していた。しかし今の店舗に巡り合うまで、なかなか納得できる物件がなく、1年以上探し回ったという。高校生のころから手芸や編み物が好きで、社会人になってからは自分の作品を雑貨店で委託販売していた。3年前には、土曜だけの自宅ショップを開き、初心者向けの編み物教室や、町のイベントにも出展していたという。

 その後、旅先のパリで、第一線で活躍する70代の日本人女性に出会い、刺激を受けたことから、本腰を入れて出店を決意。昨年6月に勤務先を退社し、物件探しをする傍ら、東京、京都、福岡などにある憧れのショップを訪れ、店内の雰囲気や販売するアイテムの研究を行ってきた。

 「大家さんに案内してもらってドアを開けた瞬間、すっかりここが気に入った。その時に突然『カフェにしたらいいな』というイメージが浮かんだ」という迫頭さん。カフェと雑貨の店にして、自分が好きでよく飲んでいるコーディアルを使ったプレッセを一押しメニューにすることを決めた。そのほかにもコーヒーやオーガニックの紅茶、ハーブティーなどをメニューに加えたほか、自らパリののみの市で選んできたアイテムや、京都のアヴリルの糸、キタマの糸なども販売する。

 「飲み物も糸も、ほとんどがオーガニックのもの。体にも心にもよいものを提供したい。ここは、こうしたい、こうあるべきと執着せず、この部屋に私が呼ばれた感じがした」とも。

 営業時間は12時~19時。金曜定休。

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