長崎市立図書館で「長崎ベンチャーサミット」-長崎で初開催

「長崎ベンチャーサミット」が開かれる長崎市立図書館

「長崎ベンチャーサミット」が開かれる長崎市立図書館

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 長崎市立図書館・新興善メモリアルホール(長崎市興善町)で3月1日、起業家や若手ベンチャー企業経営者を支援する「長崎ベンチャーサミット」が開かれる。主催はトーマツ・ベンチャーサポート。

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 東京だけではなく、全国どこでも起業しやすい環境作りを支援するために行われる同イベント。成功している経営者を講師に招いての講演会や起業家によるプレゼンテーション、名刺交換会などのプログラムで構成される。九州では長崎を除く各県ですでに開催されており、長崎は今回が初めての開催となる。職業や年齢に関係なく起業や事業発展に興味があれば誰でも参加できる。

 今回の講師は3人。最初に「サムライ式ビジネスモデル発想法と起業家の心得」と題してサムライインキュベートの榊原健太郎社長が登壇。榊原さんはインキュベーション事業を行う同社を創業し、投資活動に加えて若い起業家志望者のためのスクールやイベントを運営している。東京・天王洲を島まるごと起業家の楽園にする「サムライスタートアップアイランド」の運営では国内外約80社以上の起業に関与。「できるとかできないとかではなく、やるかやらないかで世界を変える」というサムライの育成に力を注いでいる。

 次にスクールサポート九州の藤本直樹社長が登壇。「地方における新しいビジネスのかたち」と題して講演する。藤本さんは高校進学情報誌「voice」の発行や学校運営コンサルティング、進学ガイダンス運営などを事業とする同社を長崎市で創業。学校経営力の強化や、より良い教育環境の形成を目指すことを社名に託している。

 最後の演題は「長崎発ベンチャーの軌跡」。講師は41歳でオフィスコンピューターのシステムエンジニア勤務から独立して長崎市で「ユニオンソフト」を創業した濱田利夫社長。会計ソフト分野でありながら会計ソフト以外のパッケージソフト開発・販売や、テクニカルサポートセンター業務が主な事業。会計ソフトとデータ連携できる手形管理ソフト「手形の達人」で長崎県経営品質賞ベーシックアワードを受賞した。

 講演会の後は「長崎シャウト」と呼ばれる60分のプレゼンテーションイベント。ただのビジネスプレゼンの場ではなく、会場全体が発表者の支援者となって助言することで発表者の事業内容がより洗練される機会を提供する。プレゼンの前には司会者が「長崎!」と叫び、会場全体で「シャウト!」と叫び返して会場を一体化するという。同イベントでは各賞が用意され、受賞者には事業への出資や公認会計士による1年間の経営管理相談などが提供される。17時10分から表彰や写真撮影、名刺交換会が開かれ、20時終了を予定する。

 13時20分開場、13時30分開演。受講料は無料。2月28日までに専用のウェブサイトから申し込む。

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