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長崎で同人誌即売&コスプレイベント「気分は上々」-19年続くサブカルの祭典

スタッフミーティングの様子。左端が小松玲奈さん

スタッフミーティングの様子。左端が小松玲奈さん

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 長崎港松が枝国際ターミナル(長崎市松が枝町)で3月30日、フリージャンルの同人誌販売&コスプレイベント「気分は上々」が開かれる。

昨年12月に開催された時の「アナログツイッター」

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 1995年に主催者の小松玲奈さんが18歳になった記念に「何かしたい」と思い立って始めた同イベント。年数回のペースで開催を続け少しずつ規模も拡大。開始から19年経過した今回で59回を迎える。参加者も年々増加し、昨年7月に同所で開催した際の入場者数は900人に達した。

 今回は昨年夏より20サークル増えて134サークルが出展。会場では、自費出版の同人誌やイラスト、ポストカード、手作り雑貨などを販売するほか、アニメのキャラクターなどにコスプレをしたり、コスプレした人たちを撮影したりして楽しむ。ほかにもホワイトボードにツイッター感覚で自由に書き込みやコメントができる「あなろぐTwitter」、模造紙に書かれた作品名に愛の数だけシールを貼る「リアルタイム人気投票」、すてきだと思った人や物にメッセージを書いて渡す「上々カード」、大きな模造紙に自由に描ける「らくがきコーナー」、オタクグッズを自由に持ち込み持ち帰りができる「サンキューフリーボックス」設置、サブカルチャーDJイベント「カステラボックス」の出張DJブースなど多くの企画を予定する。

 企業出展では、「遊ING」がゲームやグッズ販売で、「石丸文行堂」が画材販売で、それぞれ参加。長崎にまつわる漫画やゲーム作品を通じて舞台となった場所を掲載した地図「オタク的長崎観光マップ」も登場する。

 「ただ一生懸命に続けていたら19年が経過した。気付いたら参加サークルが過去最高に達した」と振り返る小松さん。もうやめてしまおうと思ったことが何度もあったという。「19年も続けてこられたのは実行委員会スタッフのおかげ。非営利団体で運営しているが学生から社会人まで15人ほどが活動している。この手のイベントはスタッフも含めて全員が『参加者』。私より若い彼らは正真正銘現役世代で本当に楽しそう。とうの昔に卒業した私からするとうらやましい限り」と本音もチラリ。

 昨年夏のイベントではコスプレ参加者が250人に達し、県外からも多くの参加があったという。「多くの人が参加する楽しいイベントだが一定のルールがある。ルールはきちんと守って楽しんでほしい」と注意を呼び掛ける小松さん。「長崎港が目の前に広がる素晴らしい撮影スポットも用意している。県外からも多くの人に来てもらうきっかけにしたい。地元に貢献できるサブカル文化になれば」とも。

 開催時間は11時~16時。入場料は400円(パンフレット付き)。コスプレ参加は登録制で、登録料500円を払って会場内の更衣室で着替える。コスプレ着用での来場は禁止。コスプレ撮影希望者は盗撮防止のため登録料100円を払い撮影許可証を受け取る。会場内でのルールなど詳しくはホームページで確認できる。

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