長崎・茂里町電停横のコインパーキング「三井のリパーク」(長崎市目覚町)に「あごだしの自動販売機」が設置され、駐車場利用者や通行人の間で話題になっている。
「あご」とは九州地方の方言でトビウオのことを指す。「二反田醤油」(広島県江田島市)は「だし道楽」の商標で長崎県平戸産の「炭火焼きあご」を使った「だし」を製造・販売している。自販機はすでに、広島県内、岡山県内、大阪府内、愛知県内、福岡県内に設置されており、長崎に設置されたのは2カ月ほど前の3月13日。全国で21台目、九州では3台目の設置となる。その中でも「名古屋市に設置した自販機は特に人気が高く、売り切れやつり銭切れが続いている」(同社ホームページ)という。
長崎で販売している商品は「だし道楽 炭火焼きあご入り」と「だし道楽 昆布入り」の2種類(いずれも500ミリリットル)。水で薄めるだけでいろいろな用途に使うことができる。「うどんだし」の場合は約7倍から8倍に希釈して使うため1本から約12杯分が作れる。「炭火焼きあご入り」は、ペットボトルの中で寝かせることで「炭火焼きあご」の味がだしの中に広がり、あっさりとして甘い味に仕上がるという。「開封しなければ商品の賞味期限は製造から1年間だが、おいしく味わうためには購入から3カ月程度で使い切ってほしい」と同社担当者。
価格は、「炭火焼きあご入り」=650円。「昆布入り」=450円。