今年10月にオープンする予定の長崎版「美人時計」のモデル募集が現在、行われている。

「玉ねぎ大好き」とメッセージを添えた女性

　bijin-tokei（美人時計）は各地域の女性たちが、手書きの黒ボードを持って時刻を知らせるインターネット上の時報サービス。「美人時計であなたは1分間の恋をする」をコンセプトに2009年、北海道からスタートした。分単位で時刻を書いたボードを持った「美人」が時刻に応じて登場するもので、素人モデル360人による1440枚（60分×24時間）の画像が1分ごとに入れ替わるというユニークな仕組み。

　オフィシャル版やローカル版、ワールド版などさまざまな企画の美人時計が誕生し、現在も増えている。サービス開始からわずか4年でオフィシャル版の月間PV（ページビュー）は7億5000万を超えたという。現在のローカル版は北海道から沖縄まで31都道府県版があり、九州・沖縄地方ではスタート順に福岡、鹿児島、沖縄、熊本、宮崎の5カ所。現在ではウェブだけではなく、モバイル・ガジェット・アプリ・企業とのタイアップなどさまざまな企画やツールが用意されている。

　長崎市bijin-topic公認パートナー「オーエン」の西岡勝一社長は、「時刻だけでなく、ニューストピックを代弁してもらうことで『長崎らしさ』を魅力的にアピールする情報を全国に広く流通させたい。7月末にbijin-topicを開設する予定で、10月の本格オープンに向けて長崎ブリックホールや長崎市立図書館など、さまざまな場所に飛び出して撮影会を行っている」と話す。bijin-topicは、美人時計のモデルによる地域情報発信の専用サイト。

　応募資格は長崎県在住で、モデル事務所などに所属していない18～34歳の女性。撮影時の報酬や交通費、宿泊費などの支給は一切ない。未成年者の応募は親権者が同意書にサインする必要がある。新聞、テレビ、インターネット、各種広告媒体など多くのメディアで告知されるため、自身を撮影した写真の利用許諾ができる人に限る。

　「モデルには番組リポーターや読者モデルなどの依頼が来ることが多い。ミス日本グランプリで準ミス日本に選出された例もある。外見だけでなく、知的でアクティブで周囲を元気にできる女性を待っている」と話す西岡社長。「美人時計で長崎の女性が輝き、そのパワーで一緒に地元を盛り上げたい。興味がある人は気軽に応募してほしい」とも。

　モデルへの応募や撮影会情報などは「長崎市×美人時計」のフェイスブックページで確認できる。