長崎県民なら思わず「あるある」と叫んでしまいそうな話題や、県民でも知らないうんちく話など、300のネタを紹介する本「長崎の法則」(長崎の法則研究委員会・編)が9月27日、刊行される。発行元は泰文堂(東京都港区)
「街」「グルメ」「芸能・スポーツ」「離島」「都市伝説」などネタを8つの章に分けて構成。「長崎vs佐世保」と題して両地域の違いを取り上げたコーナーも盛り込む。
同書を執筆したのは福岡在住の田端慶子さん。ライターとして活躍する田端さんは長崎に多くの知人や友人を持っており、取材する上で大いに役立ったという。
「私は長年にわたる取材や執筆活動を通して、長崎の人や文化、環境に魅了されてきた。長崎に住んでいる人はもちろん、地元長崎から離れて暮らす人や他県の人たちが、この本をきっかけに長崎の良さを再確認してくれたらうれしい。この本には制作に携わった全ての人の『長崎愛』がギュッと詰まっている」とほほ笑む。
インパクトがある独特の表紙はイラストレーター「仮面凸」さんの作品。「27時間テレビ」など、今年さまざまなメディアで話題になった長崎の伝統芸能「鳥刺し踊り」をモチーフに描いており、ちゃんぽん、皿うどん、トルコライス、ミルクセーキ、からすみ、茶わん蒸し、チリンチリンアイス、佐世保バーガー、タイなど長崎のご当地グルメが脇を固める。愛知県生まれで愛読書は「ムー」という「仮面凸」さんは「いつか軍艦島に行ってみたい」と思いをはせる。
編集を担当した松原大輔さんによると、同書は「岡山編」「博多編」「北海道編」「名古屋編」「足立区編」が今年すでに刊行されている「法則シリーズ」の一つ。熊本編も長崎編と同日発売されるという。「長崎編は、その中でも特に大人から子どもまで楽しめる内容に仕上がった」と自信を見せる。
長崎編で紹介されているネタは「ライブのアンコールは『もってこーい』という」「長崎くんちに愛をささげている」「靴下にあいた穴を『じゃがいも』という」「相手のことは『わい』と呼ぶ」「長崎で一番誇れるものは『福山雅治』だと思う」「壱岐の海女さんはレオタードで漁をする」「長崎で一番有名な町は、ハウステンボス」「長崎県の男性は、優男だ」など。
価格は1,026円。