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長崎の布ナプキン専門店「りぼん」、万屋町に移転

新店舗の外観

新店舗の外観

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 昨年6月にオープンした布ナプキン専門店「りぼん」(長崎市古川町、TEL 095-893-8776)が9月25日、徒歩2分ほど離れた万屋町のビル1階に移転オープンする。

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 同店は、店主の大原万里亜さんが2012年2月、当時の自宅(ダイヤランド)の2階に布ナプキンショップ「ことこと」を開いたのが始まり。6年前に夫の転勤で長崎から広島県尾道市へ転居した際に布ナプキンを使い始め、生理痛が改善するなどの体験をしたという。4年前に長崎に戻ってからその体験をママ友などに伝えたところ、作り方や使い方を教える機会が増え、新聞に取り上げられるなど評判になった。

 1年後の昨年3月には多くの人の協力を得て長崎駅前かもめ広場で「りぼんちゃんフェスタ」を開催。同イベントは女性に生まれてきた楽しみや喜びを味わい、自分を認めることがテーマ。女性グループによるベリーダンスやアフリカの太鼓ジャンベのライブ、メーキャップ変身ショー、女子高生によるファッションショーなどが披露されて会場が盛り上がった。イベントから3カ月後の6月には自宅の2階から現在の店に移転する。

 「自分でも急激な変化に驚いた。今の店は長崎の中心地でもあり、自分一人の力では到底できない。多くの人たちの協力でどんどん夢がかなった。本当に幸せ」と振り返る。新聞やテレビ、ラジオなど取り上げられるメディアが増えたり、全国各地からの講演やワークショップ開催依頼に応じたりするなど、今では多忙な毎日を過ごす。

 「今の店の場所はすごく便利だが、階段で2階に上がらなければならず、小さい子どもを連れた人や身体が不自由な人には少し不便だった。今度の店は道路に面した1階なので誰でも気軽に立ち寄ってもらえる」とほほ笑む。具体的に移転先を探していたわけではなかったが、たまたま前を通ったことで空室に気付き、さまざまな良いタイミングがちょうど重なったことからスムーズに移転が決まった。「現在の店も新しい店も、本当に偶然とは思えないほどのタイミングで幸運が運ばれてきた。新しい店は『めがねのコクラヤ』さんの2軒隣で場所が分かりやすい。中が広く使えるので、いろいろなイベントなどに活用してもらえれば」とも。

 オープン初日の25日13時から、オープンイベントとしてベリーダンスを披露。手相占いやヒーリング、子育てカウンセラーによる相談会なども予定する。オリジナルのクッキーやハーブティーも振る舞う。9月28日14時~15時は、約40年間病床に伏す詩人の平田喜久代さんが書いた「きくちゃんの詩(うた)」の朗読やライブを開く。

 営業時間は11時~18時。水曜定休。現在の店での営業は22日まで。

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