「長崎の魚料理フォト」募集開始-「長崎県の魚愛用店」認知拡大で

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 長崎県水産加工・流通室は10月1日からインターネット上で、「ながさきの魚料理フォト」を募集している。

応募を呼び掛ける鶴田小百合さん

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 同イベントは昨年から始まった「長崎県の魚愛用店キャンペーン」の一環。県が認定する「長崎県の魚愛用店」(10月3日現在70店)で提供される魚料理をデジカメやスマートフォンなどで撮影し、インターネット上から応募すると抽選で毎月25人に「平成『長崎俵物』ギフトセット」(2,500円相当品)が当たる。

 担当する鶴田小百合係長は、「2012年9月にスタートした新しい認定制度。現在、70店認定させてもらっているが、いま一つ知られていない。何とか広く知ってほしい」と力を込める。今月開催される「がんばらんば国体」で長崎県を訪れる競技関係者や観光客を見込んで、長崎県内を4つのエリアに分け、それぞれのエリアごとに「長崎県の魚愛用店マップ」を用意。さまざまな場所で配布している。

 認定店の主な共通要件は、「県内のホテル、旅館、飲食店が対象」「長崎県産の魚料理にこだわっていること」「常時、長崎県産の魚介類や水産加工品を提供すること」の3点。和食店や洋食店、中華料理店、専門店など店の種類に応じて別途異なる認定要件がある。認定店には県から認定証が交付され、公式ホームページに店舗情報が掲載される。

 キャッチフレーズは「長崎が、まるごとおいしい!」。魚と箸を表現しているシンプルな赤いロゴマークは、今年2月に亡くなった長崎在住のデザイナー・広瀬一男さんの作品。

 長崎日大高校・産業デザイン科で広瀬さんと同級生だった川崎啓一郎さんは、「ずっと顔を突き合わせていた学生時代より卒業後の付き合いが濃かったし、互いの仕事を尊敬していた。20年前、ほとんどボランティアで手掛けたデザインの仕事を『仕事に対して申し訳ないと思え!』と、温厚な彼にしては珍しく真剣に叱られた。彼の怒声を聞いたのはそれが最初で最後だった」と振り返る。鶴田さんも「いろいろなことに気が利く人で、とても気さくだったのでとても残念だ。シンプルながらテーマを見事につかんだロゴマークだと思う。このマークを見掛けたら、ぜひ県産魚を食べてみてほしい」と力を込める。

 応募はカメラやスマートフォン、携帯などで長崎県産魚の刺身盛り合わせ「長崎刺盛」や魚料理を撮影した画像を同室の指定アドレスへメールに添付して送信する。画像には店舗名が分かるもの(箸袋や店舗カードなど)を同時に写し込むこと。メールには「住所」「氏名」「ニックネーム」「年齢」「店舗名」「撮影したメニュー名」を明記する。応募は撮影者本人に限られ、同一写真での応募は1回限り。応募作品は県のホームページにニックネームで紹介される。

 締め切りは12月10日。詳しくはホームページで確認できる。

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