長崎ブリックホール(長崎市茂里町)で来年1月13日、中小企業のための「手作り動画マーケティングセミナー」が開かれる。主催は中小企業基盤整備機構。
同イベントは「情報発信力を磨きたい」「PRや広告の有効な活用法を知りたい」「認知度を上げたい」「動画の効果的な活用法を知りたい」という人たちを対象に、60分講座を2部構成で開講する。
第1部のテーマは「伝えるでは足りない、見込み客の共感・感動を生み出すPR手法」。講師は中小機構販路開拓支援アドバイザーの森戸裕一さん。2002年から中小・中堅企業向けのネットビジネス、情報活用セミナーの講師を担当し、これまでに2000回を超える講演を行った。昨年からネットショップ運営能力を測る「ネットショップ検定」も主催している。
セミナーは「伝えるから伝わるに変える」「説明するから理解するに変える」「説得するから納得するに変える」「楽しむから共感するに変える」「演じるから感動するに変える」「世界が欲しがる日本製品と日本人のホスピタリティー」の6つのポイントについて分かりやすく講義する。
休憩を挟んだ第2部は「スマホで出来る簡単動画編集」。匠プロモーション(時津町)の小坂達也社長が講師を務める。小坂さんはマーケティングクリエーターとして主にテレビやインターネット上でのダイレクトマーケティング(通信販売など)を専門に、制作やコンサルティングなどを行っている。11月20日、渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)で開催された「動画による経営革新アワード」(主催=日本中小企業情報化支援協議会。略称JASISA)では「ネットショップでの商品・サービスの紹介部門」で受賞。受賞作品は「ドラッグストア デジタルサイネージ&ネットショッピング動画」。
同賞はJASISAが企業経営に動画をうまく取り入れた事例に贈る賞で、動画活用の分野で活躍する審査員が100点を超える応募作品の中から4部門を1例ずつ選出し、表彰した。受賞の理由として独学で動画制作を学び、自身でECサイトを運営して売り上げを伸ばしている点が評価された。
セミナーのポイントは「お客さま視点が本当に視点になったスマホ動画」「無料で世界中とつながるユーチューブ」「ネットショップをリアルショップに近づける動画活用手法」の3点。小坂さんは「スマホ一つで手軽に動画が作れる時代になった。ついプロ並みの動画を作ることを考えてしまいがちだが、効果が出る動画は必ずしもプロ並みの動画とは限らない。少しでも興味がある人はぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
14時開講(13時30分開場)。定員50人。参加無料。