長崎・住吉エリアの飲食店21店舗が2月7日・8日の両日、合同イベント「住吉さるかNIGHT」を開催する。
長崎電鉄・北部路線の終点「赤迫電停」から徒歩数分に位置する同エリアは、1991年に公営アパート群を再開発して公民館や商業施設を融合した大型複合施設「チトセピア」が現在もランドマークになっている。住吉商店街、中園商店街など昭和の雰囲気を残した人々の触れ合いの場が残る一方、近くに長崎大学本部キャンパスがあることで若い学生の姿が多く見られる街でもある。
「このエリアでは初めての合同イベント」と話すのは実行委員長の長濱洋平さん(26)。昨年12月、同エリアの飲食店オーナーらが集まる機会があり、食事をしながら互いに話をする中で「住吉を何とか盛り上げよう」という機運が高まったという。イベント名には「散策する」という意味の方言「さるく」をもじり、「住吉の夜を飲み歩かないと」という思いを込める。
長崎生まれ、長崎育ちの長濱さんは20歳のころ、勤めていた会社を退職してバーの仕事に飛び込んだ。「ずっとバーテンダーに憧れていた。若いからできたのかもしれないが、会社員よりも大好きな仕事をしながら毎日を過ごしたいという思いの方が強かった。大好きな仕事ができる毎日が楽しい」とほほ笑む。長濱さんは昨年7月、念願のビストロバー「Avanti」(長崎市住吉町)をオープンした。
開催時間は両日とも18時~22時。1冊10枚つづりのチケット(前売り=3,000円、当日=3,500円)を購入し、参加者は各店でドリンク1杯と交換できる。多くの店を巡ってもらうため、使えるのは1店舗1枚のみ。両日それぞれ別のチケットを用意し兼用はできない。5店以上飲み歩くと抽選会に参加できる。当日券は住吉町西浦上中央連合自治会集会所に設ける本部で販売するほか、前売り券は参加各店でも扱う。
「気になっている店があれば、この機会にぜひ足を踏み入れてほしい。若い人も年配の人も集まる活気がある街なので、きっと楽しい出会いが待っているはず」とも。