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長崎で「火星ずし」開催へ-火星移住計画の日本人候補者を応援

すしを食べる火星人のイラスト

すしを食べる火星人のイラスト

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 みんなで互いの野望を語り合うイベント「火星にピザ屋を出す会(略称=火星ピザ)」が3月1日、海外の火星移住計画で候補者100人に残った日本人・島袋悦子さんを勝手に応援する特別イベント「火星ずし」を開く。

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 主宰する川嵜昌子さんが「もっと自由に、もっと気軽にクレージーな野望を語り合い、みんなでシェアする会」として2013年6月15日に始めた火星ピザ。川嵜さんが共同運営者を務めるコワーキングスペース「ツナグバサンカク」(長崎市上町)で主に開かれており、今回で16回目を迎える。

 「火星ずし」のアイデアは今月16日、オランダの民間非営利団体「マーズワン財団」が募集した火星移住計画に応募した島袋さんが2次選考を通過し、移住候補者100人の中に唯一の日本人として残ったというニュースで「火星ですし屋を開きたい」と話したことがきっかけ。

 「同じ火星を目指す者同士。これは日本人として応援せねば」と川嵜さん。今回はピザではなく、みんなですしを食べるという。

 火星移住計画は2013年に募集開始。応募総数は20万人を上回る。1次選考で1000人ほどに絞られ、さらにメディカルチェック通過で660人までふるい落とされた後、2次選考通過者は島袋さんも含め100人だけ。今後さらに最終選考を経て、実際に火星にたどり着けるファイナリストは24人だという。川嵜さんが2次選考通過の祝いを兼ね、今回のイベントを知らせるメールを島袋さんに送ったところ、本人から返信メールが届いた。

 「火星にピザ屋さんの存在は以前から知っていましたよ。火星関係はとりあえず検索してチェックしました。面白そうな会だなって思っていました」。メールを読んだ川嵜さんは「世界は広いと思っていたが、知っていると言われて驚いた。案外、長崎市内くらい狭いかもしれない」と笑顔を見せる。

 島袋さんのメールはさらに続き、「まず自分をハッピーにしましょう。一人一人がハッピーなら地球上の人みんながハッピーになれる。火星ずしのメニューが決まったら教えてほしい。私の火星ずし屋に追加します」と、イベント参加者へ向けたコメントが添えられている。川嵜さんは「火星ずしをひらめいた時に面白いネタだと思ったが、まさかご本人とつながるとは思わなかった。ぜひ火星移住を実現してもらい、すし屋のネタに追加してもらいたい」とも。

 火星ずしは、参加者各人が用意された紙に「自分の野望」「やりたいこと」「こうなればいいな」「こんなものがあればいいな」など、思うことを自由に書いて全員で自己紹介をしながら発表する。

 「すでに野望が実現した前提で書くのが楽しむコツ」と川嵜さん。野望を実現した人になりきって発表すればさらに楽しめるという。発表の後、全員ですしを食べながら交流を深める。

 開催時間は13時~15時。参加費2,000円。次回の火星ピザは4月17日、福島県郡山市に出張して開く予定。

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