旧長崎市公会堂から移設されたスタインウェイ&サンズ製ピアノ
ベネックス長崎ブリックホール(指定管理者「長崎文化振興共同事業体」、以下本施設)は、ながさきピース文化祭を契機に、会館として初となるロビーピアノ事業「サロン・ド・ピアノ」を始動します。旧長崎市公会堂から移設されたスタインウェイ&サンズ製ピアノを、1階エントランスホールに常設し、市民に開放します。7月27日(日)にはピアノ開きのオープニングイベントを開催し、長崎県内の演奏家による公開演奏を通じて、文化交流の場として新たな一歩を踏み出します。
ながさきピース文化祭を契機に、市民に開かれた音楽文化拠点を創出
令和7年秋、本施設をはじめとする長崎県全域を舞台に開催される「第40回国民文化祭/第25回全国障害者芸術・文化祭 」(愛称:ながさきピース文化祭2025)は、文化芸術を通して平和と多様性、地域の誇りを次世代へつなぐ、全国規模の文化の祭典です。
本施設では、こうした文化的な機運を活かし、日常に開かれた音楽文化の拠点づくりを目指して、初の試みとなるロビーピアノ事業「サロン・ド・ピアノ」を立ち上げました。
本事業では、約半世紀にわたり文化芸術や成人式の会場として市民に親しまれた旧長崎市公会堂(2015年3月に廃止)で長年愛用されてきたスタインウェイ&サンズ製ピアノを、1階エントランスホールに移設。ピアニストが一度は弾いてみたい憧れのピアノを、誰もが自由に演奏できる「ロビーピアノ」として常設し、来館者に開放します。
また、音楽を通じた交流が、世代や立場を超えて広がり、長崎に根ざした文化が次代へと継承されていくことを願い、そのスタートを飾るオープニングイベントを7月27日(日)に開催します。
さらに、同日午後には、ながさきピース文化祭2025に向けた関連企画として「東アジアユースオーケストラ演奏会アウトリーチコンサート vol.2」も同会場にて実施します。
【イベント名】
ロビーピアノ事業オープニングイベント「サロン・ド・ピアノ」
~長崎市民に贈る“憧れのピアノ”~
【日時】
令和7年7月27日(日)
開会:午前10時 閉会:午前11時
※午後2時30分より同会場にて「アウトリーチコンサート vol.2」開催
【会場】
ベネックス長崎ブリックホール 1階エントランスホール
観覧無料・整理券不要
【主催】
長崎市/長崎文化振興共同事業体
【プログラム】
1. 開会宣言/主催挨拶
2. 来賓祝辞
3. リボンカットセレモニー
4. ピアノ公開演奏(予定)
- 中村卓士(Pf):ドビュッシー「月の光」
- 中村卓士 × 時津仁美(Vn):クライスラー「美しきロスマリン」「愛の喜び」
- 田川慎一郎(Pf):フンメル「エコセーズ」など
- 堀内伊吹(Pf):ショパン「ノクターン第5番」
- 堀内伊吹 × 中村拓士:坂本龍一「八重の桜」
5. 閉会挨拶
【関連イベント】
「アウトリーチコンサート vol.2」 ~東アジアユースオーケストラの魅力を一足先に体感~
オープニングイベント当日の午後には「アウトリーチコンサート vol.2」を実施します。本企画は、東アジア各地から集まった若者約40名が、雲仙小浜温泉での音楽合宿を通じて交流を深め、その成果を披露する「湯の香立ち、音の花ひらく in UNZEN 東アジアユースオーケストラ演奏会」(令和7年10月18日・雲仙市開催予定)に先立つながさきピース文化祭のプレイベントです。
午前のオープニングイベントに続き、同演奏会に出演予定の中村卓士(ピアノ)と時津仁美(ヴァイオリン)が、新たに設置されたピアノとともにエントランスホールで共演。ユースオーケストラの世界観を一足先に体感できる、親しみやすくも本格的な演奏のひとときを届けます。
【日時】
令和7年7月27日(日) 午後2時30分
【会場】
ベネックス長崎ブリックホール 1階エントランスホール
※観覧無料・整理券不要
【今後の展開】
ロビーピアノを活用した演奏会や、子どもたちの発表の場、市民によるワークショップなどを通じて、文化活動の交流拠点として展開していきます。
音楽が暮らしに溶け込むことで、誰もが自然に“奏でるよろこび”を感じられる場を育てていきたいと考えています。市民とともに、長崎らしい文化のかたちを少しずつ築いていきます。
※ピアノの演奏は事前予約制です。詳しくは会館ホームページをご確認ください。
【本件に関するお問い合わせ】
ベネックス長崎ブリックホール
〒852-8104 長崎市茂里町2-38
TEL:095-842-2002(代表)
ホームページ:https://www.brickhall.jp/