アンティーク着物のレンタルサービスを手掛けるゲストハウス「長崎かがみや」(長崎市本河内1)が2月1日、同市崇福寺通りにレンタル着物専用サロン「キモノホッペン」(鍛冶屋町、TEL 095-826-2583)をオープンした。
「長崎かがみや」おかみの市原ゆかりさんは「20代のころ、世界各地を放浪するのが生きがいだった。30代で着物に目覚め、中でもアンティークに心がときめいた。長崎以外にアンティーク着物が似合う街は世界中探してもないと思う」とほほ笑む。
風情ある日本家屋のゲストハウスと、アンティーク着物レンタルとの組み合わせが親日外国人の評判を呼び、SNSや口コミを通じ多くの国内外メディアで紹介された。市原さんによると、利用者の7割以上が外国人観光客という。
市原さんは「ゲストハウスが路面電車終点の蛍茶屋電停付近にあり、中心部から少し遠い。着物レンタルだけ利用する方の利便性を考え、浜町から徒歩圏内の崇福寺通りに専用サロンをオープンした」とも。
「キモノホッペン」では、利用客のシチュエーションに合わせて着物を用意。観光やデート向けの「ふだんぎキモノ」(5,000円~)、披露宴やパーティー向けの「おめかしキモノ」(1万5,000円~)、「振り袖」(3万5,000円~)、大正や昭和の華やかな普段着「アンティークキモノ」(1万円~)、「卒業式袴一式レンタル」(5万円~)、「成人式振り袖フルセット」(15万円~)、「七五三」(1万5,000円~)などのほか、プロカメラマンと一緒に街歩きをしながら着物姿を写真に残すフォトツアー「キモノでさるく」も展開する(1万2,000円~)(以上、税別)。
市原さんは「もうすぐランタンフェスティバルなので、長崎の街歩きと着物をぜひ楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~19時(受け付けは18時まで)。完全予約制。火曜定休。