長崎全日空ホテルグラバーヒル(長崎市南山手町)で12月26日、「長崎さるく英雄(ヒーロー)編」の1年間の活動を振り返る「クロージングセレモニー」が行われた。
さるく観光幕末編推進委員会が主催した同セレモニーには、さるく観光を支えた地元ガイドや観光関係者約130人が集まった。大河ドラマ「龍馬伝」の放送に合わせ、幕末に長崎で活躍した「英雄(ヒーロー)」をテーマとしたまち歩き観光「長崎さるく英雄編」が始まったのは、今年1月2日から。地元ガイドが長崎を歩きながら案内する「通さるく」、歴史や文化などを詳しく学び体験する「学さるく」には、11月末までに5万2,253人の参加があり、前年に比べると約1.8倍に増加。人気コース「龍馬が見上げた長崎の空」は2万4,097人の参加があり、前年に比べると3.5倍に増えた。12月26日までの総参加者は、延べ約5万6,000人が見込まれる。
セレモニーで同委員会会長を務める松藤悟長崎商工会議所会頭は「長崎の街が活気づいたことを身をもって感じた。これを起爆剤として来年も盛り上げていきたい。皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつ。名誉顧問の田上富久長崎市長は「地元ガイドがおもてなしを形にしてくれた。全国から注目される長崎さるくはこれからも進化していく」と話した。
その後、長崎さるくの1年間の活動をまとめた映像の上映や各参加団体からの報告などが行われた。「長崎さるく英雄編」では、遊さるく53コース、通年通さるく38コース、期間限定通さるく24コース、学さるく151テーマが実施され、多くの観光客が長崎の街を「さるいた」。
最後は参加者全員で万歳三唱を行い、大きな拍手でクロージングセレモニーを締めくくった。