見る・遊ぶ

長崎市中央公民館で猫好きのための「尾曲がり猫講座」

尾曲がり3兄弟。下から長男のん、次男たん、三男ちぃ ©長崎尾曲がりネコ学会

尾曲がり3兄弟。下から長男のん、次男たん、三男ちぃ ©長崎尾曲がりネコ学会

  • 0

  •  

 長崎市中央公民館(長崎市魚の町、TEL 095-825-1948)で現在、10月に開講される「長崎尾曲がり猫講座」(全3回)の受講生を募集している。

眼鏡橋を渡る「のんちゃん」

[広告]

 尾曲がり猫は主にインドネシアやマレーシア周辺に生息している猫で、尾が曲がっていたり、途中で切れたようになっていたり、極端に短かったりして変形尾の遺伝子を持つ猫を指す。江戸時代にオランダ貿易の影響で大量に長崎に渡り、そのまま住み着いたのではないかと推測されている。

 尾曲がり猫が日本に初登場するのは喜多川歌麿(1753年~1806年)や安藤広重(1797年~1858年)の浮世絵で、オランダ貿易が始まってから100年以上が経過している。当時はオランダ東インド会社の現地本部がバタビヤ(現ジャカルタ)に置かれており、出島にあった長崎支店は17世紀当時、かなり栄えていたという。

 講師の「長崎尾曲がりネコ学会」ネコーディネーターの高島茂夫さんは、2008年に同学会を立ち上げ、翌年には尾曲がり3兄弟のキャラクターが誕生。長男「のんちゃん」の着ぐるみは子どもたちに人気があり、さまざまなイベントに参加している。「尾曲がり猫には強い思い入れがあり、語り始めたら止まらない。ネタはたくさんある」と高島さん。

 10月21日から毎週金曜に開講され、内容は「尾曲がり猫の概要」(10月21日)、「尾曲がり猫の歴史的背景」(10月28日)、「尾曲がりネコ学会の今後」(11月4日)の全3回。開講時間はいずれも18時30分~20時30分。受講料は無料。定員30人。

 中央公民館の井手達夫館長は「高島さんの話は猫好きの人にはたまらないと思う。猫好きの人は、ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。

 受講申し込みは往復はがきの往信裏面に「尾曲がり猫講座希望」とタイトルを書き、「氏名(ふりがな)」「性別」「年齢」「郵便番号」「住所」「電話番号」を記入の上、中央公民館(郵便番号=850-0874、長崎市魚の町5-1)宛て郵送する。官製はがき持参の上、直接同館で申し込むこともできる。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース