今春オープン予定の焼き小籠包(ショウロンポウ)専門店「Chai Delica(チャイデリカ)」は現在、 2月3日から始まる長崎ランタンフェスティバルに向けて開店準備を進めている。
焼き小籠包は中国上海を代表するローカルフードで、小籠包よりも少し厚めの生地のまんじゅうを鉄板で香ばしく焼いたもので、包みの中からジューシーなコラーゲンスープがあふれ出すほどスープの量が多いのが特徴。食べるときは、まず皮を少し破いてからスープを飲んだ後にまんじゅうを食べる。
具の豚肉の味が決め手になるため、いろいろと試し地産地消も心がけた結果、雲仙産の紅葉という銘柄を使うことにしたという。焼き方はギョーザに似ており、油を引いた鉄板に皮を包んだ側を下にして焼き目がつくまで火を通し、そこへ水を入れてふたをかぶせ蒸し上げる。1個の大きさは直径約5センチ。
同店は1年前から候補地を探しており、店舗はまだ構えていない。昨年末、急きょ同フェスへの出店が決まり、現在急ピッチで出店準備を進めている。焼き小籠包は、東京などでは知名度が上がっているが、長崎での専門店出店は初めて。
店主の和田留維さんは、10年前に中国ハルビンから長崎大学へ留学のために来日した中国人。縁があって長崎の人と結婚し、現在は長崎市に住んでいる。「焼小籠包のおいしさをたくさんの人に知ってほしい」と和田さんは意気込む。
同フェスでは中央公園会場に出店する。1パック4個入り300円。