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長崎の真珠・サンゴで作るアクセサリー店「パコラル」、諏訪町に移転

デザイナーの友清さん(左)とスタッフの廣瀬さん

デザイナーの友清さん(左)とスタッフの廣瀬さん

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 長崎市諏訪町のアルコア中通り商店街に5月13日、対馬産の真珠や五島産のサンゴを使ったアクセサリーショップ「PACORAL(パコラル)」(TEL 070-5489-3510)が移転オープンした。

対馬産の真珠や五島産のサンゴを使ったアクセサリー

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 長崎発のアクセサリーブランドとして展開する「パコラル」は、もともとグラフィックデザイナーだった荒木智佳子さんが対馬を訪れた際に特産となっている真珠に出合い、「長崎にこんな素晴らしい真珠があるのか」と感動したことがきっかけで生まれた。6年ほど前に一念発起して「ナガサキ・マジェンタ100」を立ち上げ運営を始めたブランド。新大工町に店舗を構えていたビルが再開発で解体されることになったため、4月24日で営業を終え移転することになった。

 「女性の力100%で長崎を元気に」というテーマの下、子育てや介護中の女性も働きやすい場の創設も目指している同社。ブランド創設時から携わるという廣瀬福子さんは移転オープンに合わせ産休から復帰したばかりという。社長の荒木智佳子さんは「お守りやチャームなどの製作で在宅ワークを実現している。難易度の高い彫金は実現できていないが、子育て中の女性でも自宅で仕事ができるよう積極的に取り組んでいきたい」と話す。

 真珠やサンゴは女性を守る宝石といわれ、古くから魔よけや信仰の対象とされてきた。アクセサリーのデザインを手掛ける友清愛さんは「スタイリッシュなデザインの中にワンポイントで真珠やサンゴをあしらうことで、普段使いできるアクセサリーとして楽しんでもらえるよう工夫している」と話す。

 店内には対馬産の真珠や五島産のサンゴを使ったパコラルブランド商品のほか、修道士が手編みチェーンで仕立てたロザリオチャーム、気軽に手に取りやすいよう淡水パールなどを使ったセカンドブランド「ALOUETTE(アルエット)」のアクセサリーも並べる。廣瀬さんは「一つ一つ手作りしているアクセサリーは教会のステンドグラスを模した十字椿など、デザインにも長崎らしさを取り入れながら身近に使ってもらい、毎日に寄り添えるアイテムをラインアップしている」と話す。

 オーダー製作や、代々譲り受けてきた真珠やサンゴなどのアクセサリーから普段使いできるアイテムへのリフォームも行い、デザイナーと相談しながら好みに合わせたアクセサリーを作ることもできる。

 移転オープンから1週間、以前より立ち寄ってくれる客が増えたと実感する荒木さんは「真珠は日本人に一番似合う宝石。毎日身に着けてもらえるよう彫金にオリジナリティーを込めた真珠アクセサリーを店頭で手に取ってもらい、たくさんの方に楽しんでもらえるよう頑張っていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。

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