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「長崎極上角煮ぱん」-授産施設が割烹と共同開発、ランタンフェスで販売へ

割烹店の角煮がそのまま入っている「長崎極上角煮ぱん」

割烹店の角煮がそのまま入っている「長崎極上角煮ぱん」

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 精神障害者通所授産施設「桜の庵」(西彼杵郡)が、田中食品(長崎市住吉町)が経営する割烹「たなか」と共同開発した「長崎極上角煮ぱん」が、2月3日から開催される長崎ランタンフェスティバルで販売される。

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 同商品を販売するのは、授産施設が集まって長崎駅前広場で3カ月前に開催された「全国ナイスハートバザールin長崎」以来2回目。働くことが困難な障害を持っているが就労を前向きに考えている20~40代の通所者15人で製造している。2002年からパンの製造販売を始め、施設近隣の産地直売所や長崎県庁売店、長崎市役所売店など計10カ所へ委託販売している。県庁で販売している「角煮ぱん」は、ほぼ毎週売り切れているという。

 これまで「角煮ぱん」を製造してきたが、「おいしい角煮ぱんをもっと極めて、長崎以外の人に食べてほしい」と、「長崎極上角煮ぱん」を開発した。「角煮ぱん」は割烹店で形を整えるときに切り出される角煮を使っているが、「長崎極上角煮ぱん」には角煮が丸ごと入っている。開発にあたり同施設の竹山清美さんは「パン生地で角煮を包む際、肉汁がしみ出して生地がまとまらず苦労した」と振り返る。

 同施設の施設長山崎崇さんは「口コミで少しずつ桜の庵のパンはおいしいと言ってくれるお客さまが増えているが、まだまだ知名度は低い。『長崎極上角煮ぱん』を通して施設のことを知ってもらえれば」と話す。「施設を利用している方々に、自分たちが作っている商品がたくさんのお客さまに喜ばれているということが励みになればと思い出店を決めた」とも。

価格は1個350円。1日限定100個を販売する予定。

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