![グラバー園で踊るNGO LINCメンバー「Where the Hill is Nagasaki?(2010)」](https://images.keizai.biz/nagasaki_keizai/headline/1298949241_photo.jpg)
民間レベルで国際協力を広めようと活動しているNGO LINC(リンク)が、長崎県をPRするために制作したダンス動画「Where the Hill is Nagasaki?(2010)」がネット上で話題を集めている。
マットハーディングが制作した世界中でユニークなダンスを踊る動画をまねたもので、ダンスの舞台になっているのは長崎県内の観光名所など約60カ所。眼鏡橋、グラバー園、雲仙温泉、佐世保バーガーの有名店の前など、さまざまな観光地で踊っている動画。アクセス数は5万件近くに上る。
長崎県内の大学に通う学生や社会人などLINCの主要メンバー10人が、長崎を盛り上げ世界に発信する手段として制作した。納得がいく映像を撮影するために、10月に滝へ飛び込むシーンを撮影し寒い思いをすることもあったが、現場にいる人に出演交渉するなど、「楽しく撮ることができた」とメンバーは話す。
昨年8月15日から10月23日まで撮影し、10月24日にユーチューブで動画を公開。公開して約4カ月たち、国内の反響はもちろんツイッターやユーチューブを通して海外の人からのメッセージも届くようになったという。
LINC代表の田邊さんは「国際社会のことを考えていくためには相手のことを考える心のゆとりが必要。地域に閉塞(へいそく)感が漂い自分のことで精いっぱいの生活を送っていると心のゆとりは生まれない。長崎がどんどん盛り上がり、市民一人ひとりが輝く地域を作ることが国際社会に貢献する」と話す。
「現在長崎に住んでいる人、事情があって長崎を離れている人に、あなたがたが住んでいる長崎はこんなにも美しい地域であることに誇りを持ってもらえたら」とも。
映像時間は4分27秒。ユーチューブで視聴できる。