学ぶ・知る

震災復興支援チャリティーフリマや無料の応援ライブ、長崎港周辺で開催へ

at home MaM(アトママ)の2人

at home MaM(アトママ)の2人

  • 0

  •  

 東日本大震災の復興支援に少しでも役立ててもらおうと3月21日、長崎港周辺でチャリティーフリーマーケットや無料の応援ライブが行われる。

しょーまりかの2人

[広告]

 長崎港松ケ枝国際埠頭(ふとう)(長崎市松が枝町)でチャリティーフリーマーケットを主催するのは「長崎バリアフリーサークルAmi」(TEL 095-855-2111)。代表の菅田多津子さん自身が肢体障害者として多くのつらい思いをした経験から、バリアフリー化を推進するために立ち上げた団体。メンバーは現在10人。当初はこの日にバリアフリー化へ向けた寄付を目的として初めてのフリマイベントを行う予定だったが、11日に発生した大震災のため急きょ目的を変更し、出店料の一部などを義援金として日本赤十字社を通じて寄付することにした。

 「大震災が発生して本当にショックだった。中止を含めて対応に悩んだが、せっかく会場も確保できているし少しでも役に立てればと思い、目的を変更して開催することに決めた」と話す菅田さん。

 当日はチャリティーフリーマーケットのほか、野外劇場で長崎県内外のミュージシャンのライブも行われる。フードブースでは長崎ケータリング協会のメンバーが出店をするほか、昨年のB-1グランプリに出場した大村市の「あま辛くろカレー」や青空カフェ、野菜直売所なども出店を予定。

 18時からは同埠頭に隣接する旧香港上海銀行長崎支店記念館を会場に「321-SUNNY DAY」と題して無料のライブイベントが行われる。出演は長崎で活躍するアーティスト、at home MaM(以下、アトママ)、しょーまりか、o.a.)Smile団の3組。

 ライブを主催するグッドテイストレコード(五島町)代表の森賢二さんは「この日はアトママとしょーまりかのファーストアルバムがリリースされる記念すべき日。しかし突然の大震災に見舞われ、もう中止するしかないと思った」という。そんな森さんの気持ちに変化が現れたのは、完成したアトママのアルバムを聴いていた時だった。イベントのタイトルとなった「SUNNY DAY」は日本語で「太陽が当たる日」。「音楽を通じて人々に伝えることがあるのでは」と思い直したという。

 「アトママがずっと大切にしてきた音楽のコンセプトは笑顔だということにあらためて気づいた。音楽を通して1人でも多くの人に笑顔や元気を届けることも自分たちの大切な使命なのでは」と気づき開催を決意したと森さん。今月29日には別の会場で義援金募金ライブも予定している。

 フリーマーケット開催時間は10時~16時。雨天決行。
 ライブは17時30分開場、18時開演。観覧無料。直接会場へ。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース