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「土木の日」投稿コンテスト結果発表 長崎大学のデミー博士らが主催

最優秀賞となった三枝組の作品のワンシーン

最優秀賞となった三枝組の作品のワンシーン

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 「土木の日SNSアクション」投稿コンテストの結果が12月24日に発表され、「三枝組」(山梨県甲府市)の映像作品が最優秀賞に選ばれた。

ナイス!アイデア賞に輝いた国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所の作品

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 取り組みは長崎大学の職員としてインフラ維持管理の技術者養成に携わるデミー博士こと出水享さんらが昨年始めたもの。「土木の日」の11月18日に、土木に対する思いや関連する写真、動画、イラストなどを投稿してもらうことで、担い手が大きく不足する土木の認知度向上と理解を促進すると同時にイメージアップを図るのが目的。今年はさらなる認知向上を目指し、コンテストを行っていた。

 昨年の約2.5倍となる5000件を超える投稿の中から、社員が土木への思いを書いたパネルをリレーでつないだ三枝組の映像作品が最優秀賞となる「SNSアクション賞」に選ばれた。「土木のダイナミックさや楽しさが多くの人に伝わり、土木が『憧れの職業ナンバーワン』となる未来が見えてくるような作品だったことが決め手になった」という。

 このほか、「ベストスマイル賞」に「森川組」(北海道)、「カッコいいね賞」に「礒部組」(高知県)、「ナイス!アイデア賞」に「国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所」(長野県)、特別賞に「神奈川県立横須賀工業高校建設科」(神奈川県)が、それぞれ決まった。

 実行委員長の出水さんは「全国の土木関係者だけでなく、行政や土木を志す学生などからユーモアや創意工夫が光る多くの投稿が寄せられた。社会に向けて土木の意義や魅力を広めるだけでなく、業界の絆を深め、活性化にもつながっていると実感している。来年以降もアクションを盛り上げ、土木を憧れの職業ナンバーワンにする取り組みを、この挑戦を通じて実現できれば」と意気込む。

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