
「金曜ロードショーとジブリ展」が4月24日、長崎県美術館(長崎市出島町)で始まった。
1958(昭和33)年8月に民放初のテレビ局として開局した日本テレビ。1972(昭和47)年から放送していた「水曜ロードショー」が1985(昭和60)年に金曜に変更となったことで「金曜ロードショー」となり今年40周年を迎えた。現在、地上波唯一の映画番組となっている。
金曜ロードショーと同じく1985(昭和60)年にスタジオ開きした「スタジオジブリ」は劇場用アニメーション映画を中心に製作。同局が特別番組で「風の谷のナウシカ」を初放送して以降、金曜ロードショーでもジブリ作品を200回以上にわたり放送してきた経緯がある。
一昨年6月から9月にかけて東京で開催したのを皮切りに全国を巡回。九州初開催となる同展では1985年を起点にスタジオジブリ作品を公開年や金曜ロードショーで初放送された年の時代背景などとともに展示。作品が持つ時代性や普遍性と共に紹介。名シーンを絵コンテから見ることでジブリ作品の設計図に迫るコーナや「魔女の宅急便」「もののけ姫」など5作品のポスターに飛び込んで主人公のように撮影できる「ジブリ映画ポスタースタジオ」を用意する。
「風の谷のナウシカ王蟲(オーム)の世界」では同作に登場する「腐海」や「王蟲」の世界を、造形作家の竹谷隆之さんが監修して作り上げた世界を楽しむことができる。
特設ショップでは図録やキャラクターグッズなどを用意。「金曜ジンジャーエール」(600円)や「千と千尋の神隠し」に登場するイモリの黒焼きに見立てた「イモリの黒焼きチョコレート」(800円)も並べる。
開館時間は10時~20時。観覧料は、大人=1,900円、中高生=1,500円、小学生=1,200円(平日夕方は200円引き)。7月6日まで(5月12日・26日、6月9日・23日は休館)。