
長崎の市民団体「team長崎シー・クリーン」と「高浜子ども会育成会」「浜添自治会」による清掃活動が7月13日、高浜海水浴場(長崎市高浜町)で行われた。
長崎市の野母崎地区を中心に清掃活動を行ってきた「team長崎シー・クリーン」。7月19日の海開きを前に地元自治会や子ども会と合同でイベントを企画した。
当日は7時に同海水浴場に約100人が集まり、自治会の清掃活動とエリアを手分けして漂流ごみなどを回収。昨年から同海水浴場の指定管理業者になった「toitoitoi」(茂木町)の大島徹也さんも活動に参加し、参加者に飲料水を提供した。
清掃活動後に行ったクイズ大会には、活動に賛同する長崎市水産農林政策課や世界遺産室、大浦警察署、ANA長崎支店、十八親和銀行野母支店、長崎青年会議所、ゑびす丸、高浜アイランドが景品を提供し、盛り上がりを見せた。
イベントでは野母崎の自然や環境をテーマにしたLINEスタンプ「どぼイチの土木No.1【長崎/環境編】」もお披露目。同団体代表の出水享さんはインフラ維持管理の技術者養成に携わるデミー博士として、子どもに向けて土木の仕事や防災の役割を知ってもらう土木広報活動を行ってきた。スタンプは音声SNSを通じて交流があった、漫画家でグラフィックデザイナーとしても活躍する信吉さんがキャラクターデザインを手がけ今年3月に公開したスタンプの第2弾として、PRキャラクター「どぼイチ」とコラボ。世界遺産・軍艦島が映える海を守る環境活動を組み合わせた16種類を用意する。価格は120円。
出水さんは「スタンプのイラストには軍艦島や夫婦岩といった野母崎地区のスポットや伊勢エビなどの特産物、恐竜などをモチーフにした。長崎市恐竜博物館の学芸員など、それぞれのモチーフに携わる専門家や野母崎で暮らす同団体メンバーにもイラストの監修で協力してもらい、完成させた。収益は野母崎の環境を守る活動に充てていきたい」と意気込む。