長崎の市民団体「team長崎シークリーン」が9月10日、高浜海水浴場（高浜町）で清掃活動を行う。

　　「team長崎シー・クリーン」は長崎大学職員のデミー博士こと出水享さんが2021年に立ち上げた団体。2、3カ月に1回、長崎市の野母崎地区を中心に清掃活動を行ってきた。

　同団体が清掃活動を行う野母崎地区は長崎市内中心部から距離があり、交通の便も悪いことから、「活動に興味があっても、これまで参加できなかった人にも来てほしい」と長崎市が行う路面電車と路線バスの「無料デー」に合わせて日程を決めた。

　当日はカンボジアから日本を訪れている研修生も活動に参加することから、「海外の環境問題のことも知ってほしい」と、「日本とカンボジアの環境問題を学ぶ」と題して同団体の出水琉（りゅう）さんやカンボジアの研修生らが通訳を交えて発表を行う。

　清掃活動は同海水浴場のそばにある高浜八幡神社（高浜町）で9月23日に「高浜八幡神社秋季大祭」が開催されることから、2グループに分かれて海水浴場と神社周辺の清掃を行う。同イベントでは奉納相撲が行われることから「地域の文化や伝統を知ってもらいたい」と祭りの紹介も行う。

　出水さんは「カンボジアの環境問題について現地の人から直接話しを聞くことができる貴重な機会。日本だけでなく世界の事情を知ることで視野を広げることは大切」と話す。バスの無料デーに合わせていることから、「これまで以上に多くの人に参加してもらえれば」と参加を呼びかける。

　活動時間は8時30分～12時10分。高浜地区公民館（高浜町）集合。参加無料。軍手、飲料水は各自で用意。申し込み・問い合わせは長崎シークリーン（TEL 070-6596-4691）まで。