長崎県産のビワ葉と茶葉を使った「デンリュウの長崎香茶びわ」が10月22日に発売され、長崎県庁で記念イベントが行われた。
茶葉とビワの葉を独自製法で商品化した「デンリュウの長崎香茶びわ」
長崎県産の茶葉とビワ葉にこだわる同商品は、食品関連企業の「サンダイ」(大村市)が手がける。原料の発酵茶は長崎県や大学、地域生産者などが2002(平成14)年から産学官連携で研究開発してきたもの。茶葉と地域特産物を組み合わせ、生の状態で揉み込んで発酵させることで新たな特徴を引き出すことにした独自の「混合発酵製法」で作る。
茶葉と組み合わせる原料は50種類以上をスクリーニングし、相性の良い原料を精査。長崎県の特産品の1つで、古くから漢方薬として用いられてきたが、有効活用されていなかったビワの葉と組み合わせることで茶葉独特の苦みや渋みを抑えることにも成功。「おいしく、日常的に飲み続けられる新たなお茶」として2013(平成25)年に製品化していた。
「デンリュウ」とコラボするペットボトル飲料は、2023年に「茶楽々」ブランドを立ち上げたタイミングで登場。「紅茶に近いすっきりとした味わい」を目指しつつ、500ミリリットルあたり総ポリフェノール345ミリグラムを含有することも特徴。
「デンリュウ」を使ったコラボパッケージは「ポケモン」が2018(平成30)年から展開する地域ごとに「推しポケモン」を選定し、地域活性化を目指す取り組み「ポケモンローカルActs」の一環。「デンリュウ」は、「尻尾の先の光が遠くまで届くことから、多くの島々や灯台を有する長崎県と親和性が高い」として2024年に「ながさき未来応援ポケモン」に任命されていた。
この取り組みでは初のペットボトル飲料となった同製品。お披露目のため長崎県庁を訪れた同社の吉野豊社長や茶葉の製造を手がける「長崎ワンダーリーフ」(東彼杵町)の大場和義社長らは、平田研長崎県知事に飲料を贈呈した。平田知事は「ほどよい香りとすっきり感があるお茶。パッケージとともに多くの人に知ってもらうきっかけにしてもらえれば」と話した。
県庁1階ロビーでPRを兼ねた販売会も行われ、職員や県庁を訪れた人が足を止めた。
製造時にラベルをシュリンクすることから、「『デンリュウ』のビジュアル的な魅力を生かしたパッケージに仕上げるため試行錯誤を繰り返した」と振り返る吉野社長。「『デンリュウ』のパッケージにすることで大人から子どもまで幅広い人に商品を手に取ってもらうきっかけにしたい。商品を通じて長崎の農産物も広く伝えられれば」と意気込む。
ゆめタウン夢彩都(元船町)で特設コーナーを設けるほか、長崎駅構内の土産店や県内スーパー、道の駅などで取り扱う。