史跡出島(長崎市出島町)で6月4日・5日、県内12市町の新作スイーツを一堂に集めた「ながさきスイーツフェスタ」が行われた。主催は長崎県。
これから改良を重ねる佐世保開港ロールケーキ。会場で試食アンケートを実施。
史跡出島内の旧長崎内外クラブ、旧出島神学校、芝生広場に、各市町の出店ブースがズラリと並び、自慢のご当地スイーツをPR。2日間で約6800人の来場客があり、新作スイーツの試食と限定販売を楽しんだ。
会場には、長崎市「今が旬、長崎びわスイーツ」、佐世保市「佐世保開港ロールケーキなどSASEBOならではスイーツ」、島原市「薬園にちなんだ、しまばら健康スイーツ」、五島市「みるくぷりん、かんころもち」、西海市「季節ごとの旬のみかんを原料にした“みかんシフォンケーキ”」、雲仙市「雲仙茶を材料にした新作スイーツ」、東彼杵町「そのぎ茶の粉末と白あんが具の“茶々やき”などのスイーツ」などが並んだ。
長崎県菓子工業組合が指導する和菓子づくり体験には、親子連れやカップルなどが参加し、ビワの形をした和菓子作りを楽しんだ。
会場となった旧長崎内外クラブには、江戸時代に長崎に輸入された砂糖をテーマにした資料も展示。「シュガーロード」と名付けられた長崎街道の菓子の歴史についても紹介した。
長崎県企画振興部文化観光物産局販売戦略課ゼネラルマネジャーの辻亮二さんは「長崎県にある隠れた逸品の良さを知ってもらうことと、菓子作りの楽しさを知っていただくために企画した。今年の長崎県は食に力を入れている。秋には県主催で開催する『オクトーバーフェスト』があり県産酒と麺をPRする予定」と、特産品のPRに力を込めていた。